マンションでアウトドアリビング、楽しみ方と注意点

最近はバルコニーやベランダ、庭を使ってグランピング気分を楽しむ「アウトドアリビング」の考え方を取り入れた暮らし方に注目が集まっています。

「グランピング」から「ベランピング」へ!?

最近のニュースやWEBサイトでは「グランピング」という言葉が多くみられるようになりました。グランピング(glamping)とは、「グラマラス(glamorous)」と「キャンピング(camping)」を掛け合わせた造語で、お手軽にラグジュアリーな雰囲気を楽しむアウトドアスタイルのこと。さらには、マンションのバルコニーやベランダを使ってグランピング気分を楽しむ、「ベランピング」という言葉も登場!

ベランダで楽しむ食事…。

気持ちの良い午後のランチだけでなく、朝日を浴びての朝食や、夕陽や星空を眺めながらのロマンティックな夕食まで、いろいろな楽しみ方があります。デッキチェアやハンモックを用意して、モヒートを片手にミステリーを読み、眠たくなったらそのまま目をつむる…きっと、至福のひとときですよね。

マイホーム、特にマンションのバルコニーやベランダを使った「アウトドアリビング」の楽しみ方と注意点を考えてみましょう

マンションにアウトドアリビングをつくる方法

バルコニーやベランダをリビングと一体化した空間に仕上げることができれば、満足度や楽しみ方の可能性は一気に広がります。そのためにはコンクリートの床面を覆ってしまう方法を考えてみましょう。

例えば、ホームセンターなどで入手できる人工芝やウッドパネルを活用してみましょう。床面の高さを室内と同じレベルに揃えられると快適性はグッとアップします。DIY感覚で設置できるマンション専用の簡易型バルコニー用デッキも商品化されています。

床面をリビング仕様に変えることができたら、ファニチャーにこだわってみましょう。テーブルやチェア、ソファを置いても素敵ですね! 家具は、屋外に置いても傷みにくい素材のものを選ぶといいでしょう。軽すぎるものは、風で飛ばされないように注意しましょう。

また、観葉植物やプランターなどグリーンを置いてあげると印象も大きく変わります。配置する場所を工夫すればエアコン室外機を隠してくれる効果も期待できそう。エアコン室外機は完全に覆ってしまうと効率が落ちたり故障の原因となったりしますので、注意してください。

バルコニーは共用部分、ルールを守って楽しもう

一方で、押さえておきたい注意点もあります。まずマンションのバルコニーは共用部分であり、使用方法には一定のルールがあるということ。これが大前提となります。

すぐに元に戻すことができにないような造作、例えば芝生を植えたり、レンガを敷きつめたりしてはいけません。また、バルコニーは火災など緊急時に避難経路となりますので、物置など避難経路をふさぐ恐れのあるものは設置してはいけません。また、避難ばしごのある場合には、その上下をふさぐようなウッドデッキや大型テーブルの設置もNGです。超高層マンションでは、管理規約によって厳しく制限されているケースもありますので、迷う場合は管理組合に確認をしてください。

また、バルコニーでの喫煙や騒音についても注意が必要です。近隣に迷惑を及ぼすような大きな声で騒ぐことはもちろんいけませんし、バルコニーの喫煙を禁止しているケースも増えてきています。マナーを守って、アウトドアリビングを楽しみましょう!

       







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