適齢期? 30代、自分にぴったりの家がほしい

日本でもっとも住宅を購入している世代といわれているのが、30代です。では、なぜ30代で住まいを購入するのでしょうか。30代で住まいを購入するメリットやそのきっかけについて、解説していきます。

住まいの平均購入年齢は30代?

30代は住宅購入の適齢期といわれているのをご存知ですか? 住宅金融支援機構のフラット35を利用して、住まいを購入した人の平均年齢はマンション37歳、建売住宅は36歳、注文住宅は39歳といわれています。住宅のタイプにより年齢は若干異なりますが、いずれも30代の中盤から後半にかけて、購入に踏み切っているのが分かります。その理由はいくつかありますが、(1)結婚して家庭を持った、(2)子どもが誕生、(3)子どもの成長、この3つが大きいといわれています。

一般的に分譲マンション、一戸建てと比べて、賃貸物件は生活音の問題や広さといった、住宅性能で劣るといわれています。特に小さな子どもがいると何かと音が出たり、キズをつけたりするもの。その点、持ち家なら、気兼ねすることはありません。持ち家でのびのびと子育てしたい…。そんな思いが「家を買う」あと押しになっているようです。

30代ならではの住宅購入の注意点とは?

ただし、30代で家を購入する場合の注意点もあります。まず、大きいのは収入面です。かつてなら給料は右肩上がりでしたが、現在では30代の収入が伸び悩みあるいはダウンともいわれています。勤めていた会社の倒産やリストラということに遭遇するかもしれません。

ですから、住宅購入時には不慮の事態をある程度想定しておくことが必要となります。たとえば、住宅ローンを借りる際には、ボーナスをあてにした「ボーナス時加算」は極力避けましょう。その代わり、繰上返済手数料が無料の商品を選ぶなどし、余裕のあるときにコツコツと返済するのがオススメです。また、35歳で購入し、35年ローンを利用すれば完済時は70歳になります。老後の生活を考えるためにも、家族設計や共働きを検討するなど、できるだけ定年時までに完済できるよう人生プランを組むとよいでしょう。

       







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