ペットと快適に暮らせるマンションとは?

近年では大半の新築分譲マンションがペット飼育可といわれていますが、共用部分での扱い方など、管理規約をきちんと守り、トラブルなく生活したいもの。ペットとの生活に特化した共存型マンションも注目です。

飼育委員会で細かなルールを作りトラブルを防止

マンションにはペット飼育に関する管理規約があり、多くは(1)禁止 (2)条件・制限付きで認める (3)一代限り認める のいずれかに分けられます。(2)は大きさや頭数、近隣住戸の承認が必要といった条件や制限を設けるもの。(3)は、これまでは禁止だったが黙認されており、問題が表面化してきたためにとられる応急処置的な規約のことが多いようです。

こうした管理規約は、新築マンションが分譲される際には既に決まっていますが、実情に合わせて管理組合の理事会などを経て変えることができます。そのため、当初はペット不可だったマンションでも飼育が可能になることも。また、共用部分でのペットの扱い方などの細かなルールも決められるほか、エントランスに足洗い場を設置してほしいといった要望が実現することもあります。

規約に加えて、ペット飼育者委員会(ペットクラブ)という飼育者で構成される組織をつくる例も多くあります。ほかの居住者に迷惑をかけないよう、ルールの実践とマナーの向上が目的ですが、飼い主同士の情報交換やコミュニケーションの場にもなっているようです。

ペットにうれしい設備満載のマンションも

より快適にペットと暮らしたいという人は、「ペット共存型マンション」に注目してみましょう。ペットに特化した設備が充実しているのが特徴で、たとえば共用部分には、散歩のあとに便利な足洗い場やダストボックス、ペットを飼っていない人にも配慮したペット用エントランスやペットサイン付きエレベーターなどを設置。グルーミング室や動物病院、ペットショップ、ドッグランを設けているところもあります。

また住戸内なら、玄関付近にリードフック、室内ドアには小型犬やネコが通り抜けられる小窓を作ったり、キャットタワーを作り付けていることも。防カビ・防臭効果のある壁紙や、爪などで傷つきにくい床材、においがこもらない換気システムを採用しているマンションもあります。

こうしたマンションでは、通常のペット可マンションよりも多くの人がペットを飼っているため、気兼ねなくペットと生活できるというメリットが大きいようです。

       







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