収納下手を救う、すっきり片づく家がほしい

「いつまでたってもちっとも片づかない!」「モノがあふれてイライラ…」そんな収納の悩みをかかえている人は多いことでしょう。ここでは、自然と片づく家と間取りについて考えていきましょう。

片づかないのは家のせい? それとも…

「断捨離」をテーマにした本がベストセラーになるほど、依然として「片づかない!」「収納が下手!」だと悩む人は多いようです。確かに狭い賃貸住宅では、モノがあふれてしまい、片づけるのもひと苦労という人も多いでしょう。

そこで、最近では大量の収納を設けた「片づく間取り」を提案する会社も増えているようです。片づけは、(1)モノを出す(自覚する)(2)要/不要を判断する、(3)不要なものは捨てる、(4)必要なモノの場所を考える、(5)しまう、の繰り返しです。うまくいかないのは、(4)の場所が足りないか、もしくは(1)そもそものモノが多いかの2つ。なかなか場所がない、またはモノが捨てられないからこそ、「片づかない」という悪循環に陥ってしまうのです。だからこそ、片づけをサポートしてくれるような間取りが大切になるのです。

こだわりたい人は、造作家具もオススメ

モノが散らかるのは、人が生活している証拠でもあります。ですから、片づく家を目指すのであれば、人がいちばん長く過ごす場所、多く行き来する場所に収納が必要なのです。つまり、リビング・ダイニング、そして玄関に必要だといえるでしょう。間取りを見る際には、この片づかない3エリアを中心に、収納が配置されているかどうかを確認してください。家族が多い人、アウトドアやスポーツの趣味を持っている人は、特に玄関まわりや、庭に収納を設けるのがおすすめです。

どうしても片づけが下手、すっきりした空間に住みたいという人であれば、長く過ごすリビング・ダイニングには、造作家具や収納をつくってみてはいかがでしょうか。手間と予算は多少かかりますが、あらかじめモノの場所を決めておくことで、「片づけどき」が明確になり、「これ以上入らないなら捨てよう」という諦めにもつながります。また、壁面収納にかくしてしまえば、とりあえずは「すっきり」見せることができます。片づかないとリラックスはしにくいもの。広々とした一戸建ての良さを満喫するためにも、収納についてもしっかりとプランニングしておくとよいでしょう。

       







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