住み替えてもっと快適な暮らし!

終のすみかだと思って購入した住まいでも、ライフステージの変化とともに不都合が出てくるもの。ここでは住み替えのメリットとポイントを紹介していきましょう。

住み替えのタイミングはいつ?

一戸建てでもマンションでも、「終のすみか」と思って購入する人がほとんどでしょう。ところが15年、20年と生活していくうちに、ライフステージが変化し、家族と住まいが合わなくなってしまうことがあります。大きな理由は「子ども」です。日本では、多くの人が子どもの誕生や成長をきっかけに住まいを購入します。そのため、購入するときも子ども部屋があり、家族3~5人で住まうことを想定しています。ところが、15年、20年経つと子どもたちも成長して独立し、老年夫婦だけになります。こうしてライフステージが変わると、住まいと家族にギャップが生じてしまうのです。育ち盛りの子どもがいるうちはぴったりだった住まいも、50代60代の夫婦ふたりには広すぎて持て余してしまいます。また、広さを優先して購入した住まいが駅から遠かったり、丘の上、バス便だったりすると、何かと不便さを感じるように。そこで、最近では子どもの独立をきっかけにして、マンションなどに住み替える人が増えているのです。

ポイントはローン残債と預貯金のバランス

50代60代になってからマンションに住み替える最大のメリットは、住まいの快適性にあります。マンションは一戸建てと比較して、機密性に優れるので冬暖かく、またセキュリティにも優れています。1フロアなので段差がなく、体への負担も軽いのです。駅や医療施設に近ければ、より利便性も高まることでしょう。反対に子どもの誕生により都心のマンションから郊外の一戸建てに住み替えるというケースも多いでしょう。大切なのは、家という箱に家族を合わせるのではなく、家族に住まいを合わせるという気持ちなのかもしれません。

住み替えるときの最大のポイントは、今まで所有していた住まいのローン残債と、その後の生活のための預貯金とのバランスです。基本的に、住み替え時には、今まで所有していた住まいの残りのローンを完済しなければいけません。自己資金でローンを完済できるのがベストですが、多くの場合は自己資金では足りず、ローン残債が発生してしまいます。

このように自己資金ではカバーできないケースの場合は、「住み替えローン」「買い替えローン」などを利用し、物件を売却しても返済できなかったローン残債の差額と、住み替えた物件のローンをあわせて返済していきます。もちろん、年齢によっては退職金をローン残債の返済にあてて、住み替えるというケースも考えられます。
以上のように住み替えは、「売る」と「買う」とほぼ同時に行うのですから、それなりに手間もかかります。ですが、家に「我慢」するではなく、「快適」な暮らしへとつながる、非常に前向きなアクションといえるのではないでしょうか。