住んでからかかる税金にはどんなものがあるの?

マイホームを購入すると、住宅ローンの返済以外にも必要となる費用があります。その中でも忘れてはいけないのが、不動産を持っている際にかかってくる税金です。基本的な知識を抑えておきましょう。

毎年かかってくる固定資産税と都市計画税

マンションや一戸建てを購入するということは不動産を所有するということです。我が国では毎年1月1日時点の登記簿上の不動産所有者に対して固定資産税や都市計画税を課税する制度となっており、所有を続ける限りは毎年の納税が必要となります。ともに不動産がある市町村に支払う税金で、自治体から納税通知書が送られてきますので、一括もしくは年4回に分けて納税します。

「固定資産税」は、固定資産税評価額をベースにした「課税標準」に対して1.4%の税率が課せられますが、50㎡以上のマンションは3年間にわたって1/2の税率となる軽減措置が設けられています。固定資産税評価額は、地価の変動などを反映させるために3年に一度の評価替えが行われ、次回は2015年の予定です。

「都市計画税」は都市計画区域に位置する不動産の所有者に対して課税される税金で、固定資産税評価額に最高0.3%の税率で課税されます。(税率は市町村によって異なる場合があります)。土地への課税に関しては軽減措置がありますが、建物にはありません。

 

事前に納税の準備をしておこう

4000万円で70㎡の新築マンションを購入したケースをシミュレーションしてみましょう。
※土地価格2000万円(評価額1200万円)、建物価格2000万円(評価額1000万円)と想定

固定資産税(土地)1200万円×1/6(軽減措置)×1.4%(税率) 2万8000円
       (建物)1000万円×1/2(軽減措置)×1.4%(税率) 7万円
都市計画税(土地)1200万円×1/3(軽減措置)×0.3%(税率 )1万2000円
       (建物)1000万円×0.3%(税率)         3万円
                         合計 14万円

年間で14万円は決して小さな金額ではないので、心づもりをしておかないと予定外の出費になりかねません。また、建物にかかる固定資産税の評価額を1/2にする軽減措置は新築から5年間の限定なので、それ以降は税額が倍になることも覚えておきましょう。

       







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