修繕積立金って何?足りないとどうなる?

マンションを購入したら、住宅ローン以外にも管理費や修繕積立金を毎月支払っていくことになります。この修繕積立金とはどういった性格の費用なのでしょうか?基本的な情報をお教えしましょう。

マンションの共用部分を修繕し、資産価値を保っていくためのお金

修繕積立金は文字通りマンションの修繕を行うために積み立てていくお金ですが、対象になるのは自分の部屋ではありません。外壁や屋上防水塗装、廊下やエレベーター、給排水管といったマンションの共用部分を維持・修繕していくために積み立てていくお金です。何十年にもわたり快適な暮らしを保ち、マンションの資産価値を維持していくためには適切な管理・メンテナンスを行うことが重要ですが、その管理の基礎となるのが「長期修繕計画書」で、修繕積立金はこの計画に基づいて算出されたものです。

修繕積立金は将来的にも変動がないのかチェック

「長期修繕計画書」は新築分譲時に不動産会社によって策定されており、修繕積立金額も決められています。たとえば広告の物件概要欄には「修繕積立金(月額)/4320円~6270円」「修繕積立金(引渡時一括)/31万1120円~45万1540円」といった記述があるはずです。このように新築時には一時金として数十万円単位で一括して集めて、積立金を厚くしておくケースが一般的です。しかし、この積立金額は将来にわたって固定されているものではありません。

注意しておきたいのは「5年目までは5000円、6年目以降は8000円」といった「段階式」の計画になっているケース。計画書には記載されているはずなので、しっかりと確認しておきましょう。また、将来修繕を行う時に積立金が不足していたり、計画よりも費用が多く必要なことが判明したり、といった場合には何十万円単位で追加一時金が必要になるケースもあります。

このように、新築分譲時に作成された長期修繕計画書と積立金額は目安的なもの、ともいえるので、入居後には管理会社とも協力しながら管理組合として毎年修繕計画を見直しながら維持管理を進めていくことが重要になります。