中古マンションは、現地見学で管理の状態を読み取る

中古マンション選びでよく言われる言葉が「管理をみて買え」。建物や部屋の中、間取りや設備も大切ですが、中古マンションの場合は管理が重要、という意味で使われています。では、管理の状況はどこをみればチェックできるのでしょうか。

玄関エントランス、郵便受け、ゴミ集積所…チェックポイントは多数

現地を訪ねた際、まず建物のエントランス部分からみていきましょう。玄関エントランスや郵便受けの様子はどうでしょうか? ゴミが落ちている、チラシが散乱している…というマンションはあまりよい管理ではないとも判断できます。掲示板の内容にも注意を払ってみましょう。「エレベーターの修繕工事のお知らせ」「植栽の害虫駆除予定日」「バルコニー禁煙のお願い」といった管理組合からの掲示物も貼られているはずですから、日常的にどんな管理が行われているのか、様子を垣間見ることができるはずです。掲示物の日付をみれば情報更新の状況もチェックできるでしょう。

ゴミの集積所は住民のマナーを推測するヒントになります。収集日以外でもゴミ出しはできるのか、それ以外の日にゴミを出している人はいないの、カラスよけの対策はなされているかといった細かな部分チェックしましょう。駐輪場はどうでしょう。駐輪場利用者にはマンション専用のシールを配布していることも多いですが、シールを貼っていない自転車があればルール違反者がいる可能性もあります。

外観や駐車場からも管理の状況はわかる

外観にも目を向けてみましょう。バルコニーの使用状況は要チェックポイントです。利用規約に違反した物置などが置かれていませんか? 洗濯物や布団干しに制約があるマンションもあるので、疑問があれば確認しましょう。

駐車場からもいろいろな情報が読み取れます。「駐車場に空きあり」はマイカーを持っている人にはうれしい情報ですが、一方でマンション管理組合の立場からすると駐車場使用料収入が減るというマイナスの面も持っています。また、機械式の立体駐車場は維持管理にコストがかかりますし、一定の時期が来れば更新の必要もあります。

また、駐車場の車にミニバンタイプの車が多い、駐輪場には子ども用の自転車が多いとすれば子育て中のファミリー層が多く住んでいそう、ということも読み取れます。中古マンションは住民の様子も確認できることがひとつの利点です。

いかがでしょうか、注意してみれば管理の状況や住人の様子がわかる情報もたくさんありますね。現地見学では名探偵になったつもりで中古マンションをプロファイリングしてみてください。

       







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