「Trattoria il Regalo（トラットリア・イル・レガーロ）」は、JR常磐線・新京成線「松戸」駅西口を出て、徒歩約5分の駅近イタリアン。地元ファミリーのアニバーサリーや女子会、友人のバースデーパーティをはじめ、貸し切り予約にも対応してくれるレストランとして広く親しまれている。

ランチ営業もやっているが、「ランチだからといって、素材や調理法に至るまでディナーとグレードの差はつけたくない」という折原シェフの強い信念から、ランチメニューも本格派なラインナップ。「本日のパスタ」「本日のおすすめパスタ」「本日の魚料理」「本日の肉料理」「本日のスペシャルメニュー」など、旬な食材を使った日替わりランチとなっている。取材に伺った日のランチメニューも、本ズワイガニや桜エビ、生ウニ、子羊など、高級食材を使ったメニューが用意されていた。ランチには、自家製パン、デザート、コーヒーまたは紅茶が付いている。今回は「本日のスペシャルメニュー」から「本ズワイガニ身と松戸あじさいネギのスパゲッティ～マグロのカラスミパウダー添え～」をオーダーした。

食材は、地元松戸の農園に加えて、富山産の野菜や米、地元の自家農園で採れたハーブや野菜、さらには南部市場から仕入れた魚介類などの厳選素材である。自家農園で作ったローズマリーを練りこんだ自家製パンはお替り自由。折原シェフがイタリアで修業していた時のレシピを再現している。パスタソースはゆっくりおしゃべりを楽しみながら食べられるよう、やや多め。最後にソースを自家製パンにつけて味わうのもまた格別だ。

ディナータイムは、子ども連れでも気軽に楽しめるグランドメニューのほか、ランチタイム同様、仕入れによって変わるメニューの数々が、店内の黒板に書き込まれる。前菜、パスタ、メインなど、多彩なメニューの中でも「カルパッチョ」「ムール貝のワイン蒸し」、15品目の新鮮野菜で作られる「レガーロ風サラダ」は定番人気メニューとなっている。せっかくなので、エディブルフラワー以外は自家菜園のハーブや野菜を使っているという、前菜「長崎産・天然真ダイのカルパッチョ～ハーブとお花仕立て～」をいただいてみた。初夏らしいガラスの皿に花畑が広がっているようだ。

食器だけでなく、ワインも夏は白を、冬は赤をそれぞれ多めに揃え、どちらかというと夏は魚料理、冬は肉料理に比重を置いて、季節感の演出にも配慮。冬は、富山産の鴨を使ったジビエ料理も提供しているという。季節を通じて、つねに新鮮な驚きや味わいを提供してくれるレストラン、それが「Trattoria il Regalo」である。

Trattoria il Regalo（トラットリア・イル・レガーロ）
所在地：千葉県松戸市本町14-14 
電話番号：047-710-8646
営業時間：11:30～15:00（L.O.14:30）、17:30～22:00（L.O.21:30）
定休日：不定休