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お寺が運営する大規模認可保育園

月映保育園

「船堀」駅から続くマンション群を通り過ぎた静かな住宅街にある、宗教法人法龍寺が運営する認可保育園。1948(昭和23)年、農家を営む檀家さんが多忙の時に子どもたちを預かる農繁保育からスタートし、東京都から認可をもらったのは3年後の1951(昭和26)年3月、翌月4月に「月映保育園」として開園。現在は、1歳児から5歳児までの定員175名、乳児室1室、保育室9室を有し、近隣住民から親しまれている地域でも歴史ある保育園だ。

「船堀」駅からは徒歩8分の住宅街にある保育園
「船堀」駅からは徒歩8分の住宅街にある保育園

園の保育では、仏教精神「六波羅蜜」に基づき、「感謝」「すべてのものを大切にすること」といった学びを日々の保育を通して教えている。遠足や運動会といった年間行事のほか、「花まつり」「みたままつり」「涅槃会」等の仏教行事も実施し、数年前からは、お釈迦様や法然上人のことをストーリーに取り入れた演劇をお遊戯会で行う等、日々の保育の中で子どもたちが仏教に触れる機会を提供している。

2階建ての園舎は広く、至る所から子どもたちの声が聞こえてくる
2階建ての園舎は広く、至る所から子どもたちの声が聞こえてくる

また、そうした取り組みの中で、子どもたちが地域の人たちとふれあう地域交流の機会も与えられている。例えば、8月のお盆時期に開催する「みたままつり」では、地元の老人会の方々を招いたり、12月に行っている「お餅つき」のイベントでは、地域の人も参加できるようにと門戸をできるだけ開くようにしているという。ほかにも、地域の学生の職場体験の場も提供するなど積極的な地域連携を試みているのも園の特徴のひとつとなっている。

いつも誰かしらの目があり、子どもを見守れる環境の園内
いつも誰かしらの目があり、子どもを見守れる環境の園内

保育指導で大切にしているのは、「主役は子どもである」という考え。子どもたちが自分から行きたいと思える「子どものための保育園」であることを目指し、子どもとのコミュニケーションや日々の取り組みを行っている。

廊下から見えるような造りになっている給食の調理場
廊下から見えるような造りになっている給食の調理場

「孫から祖父母の代まで3代で通ってくださる方が増えていますが、4、5世代と続いて思い出の一つとして語り継がれる保育園になれれば」と想いを語る木本園長。園名の「月映」は、法然上人作の「つきかげのうた」に由来している。本来、“月影”と書く所を“月映”としたのは、他の園との差別化ということだけでなく、月影が“月の光があたる場所”という意味であることからつけたものだという。園は創立70年以上になるが、月の光のように、これからもこの街で子どもを末永く静かに見守る存在であり続ける。

地域交流を通して人と接しているため、人見知りや物怖じする子が少ないという
地域交流を通して人と接しているため、人見知りや物怖じする子が少ないという

月映保育園
所在地:東京都江戸川区船堀6-9-30 
電話番号:03-3689-0340
定員:175名
入園対象:1歳~就学前
開園時間:7:15~18:15
http://www.tsukikage.ed.jp/




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