国分寺第三中学校の前にある「つくし文具」は、1990年頃まで約24年間続いた文具屋をご長男が引き継いでリニューアルオープンさせたお店。テーマは「つながる　くらしと　しごと」。大きな黒板のある約3坪のこじんまりした空間では、オリジナル文具用品と厳選したデザイン商品が販売され、様々なイベントで訪れる人を楽しませてくれる。

太めで短く大人も使いたくなる「つくしえんぴつ」は、素地の木の丸い軸を面でカットした白いラインと、転がりにくく柔らかい4Bの芯の書き心地が特徴。都内のえんぴつ専門工場で特注したこだわりの逸品。５本セットで、お菓子のパッケージのような紙箱入りだ。１本の金属を曲げながら一筆書きでつくった「えんぴつキャップ」を付けるとお洒落でかっこいい。丈夫なリネンの帆布で作った「つくしペンケース」に入れて持ち運ぶのもいい。オリジナル商品は12アイテムほどある。

厳選したデザイン商品も面白い。ご祝儀袋がお面にもなる「かみめん」や、多角形の紙で組み立てる「地球儀」など、いずれも「紙」に関連した商品が多いのが特徴。神経衰弱のルールを改良して子どもの計算能力を刺激するゲームもあり、子どもから大人までがワクワクする品揃えだ。クリスマスや誕生日のちょっとしたプレゼントに喜ばれそう。

オーナーが運営する「ちいさなデザイン教室」に参加している人たちが「日直」として店舗運営に携わっている。日直になる人たちは、店番として過ごす時間を利用して、バラのミニブーケとカードのセットを販売したり、ハンコ作りのワークショップをしたりする人もいる。日直の人たちは様々なバックグラウンドを持っていて、「デザイン」というキーワードの下に集結。「つくし文具」は、家でも会社でもない、大人が寄り道したくなるコミュニティスペースとして、全国から文具やデザインに関心のある人が集まってくる場所でもある。

つくし文具店
所在地：東京都国分寺市西町2-21-7 
電話番号：042-537-7123
営業時間：13:00～18:00（8月は14:00～19:00）
定休日：火・木曜日
http://www.tsu-ku-shi.net/