相鉄線と東急線の直通運転で、都心と新幹線へのアクセスが大幅改善

2013年11月7日

相鉄線と東急線を直通で結ぶ全長10kmの地下連絡線

02・03新駅路線図

相模鉄道では、JRとの相互乗り入れのために相鉄線西谷駅とJR東海道貨物線の横浜羽沢駅付近に2.7kmの連絡線工事が進んでいるが、さらにこの事業に並行して東急東横・目黒線との相互乗り入れ工事も行われている。新設される羽沢駅(仮称)から分岐して新横浜駅(仮称)、新綱島駅(仮称)を経て日吉駅で東急線への乗り入れを行う全長約10kmの地下連絡線で、完成は2019年度の予定だ。

 

二俣川から目黒が38分!新幹線への乗り継ぎもラクラク

東急線は東京都心の渋谷、目黒、恵比寿などへ広域ネットワークが整備されているため、横浜市西部や神奈川県央部からの利便性は大きく向上するだろう。たとえば相鉄線二俣川駅~目黒駅間の所要時間が、現在の54分から16分短縮され38分となる見込み。運行頻度は朝のラッシュ時間帯は1時間に10〜14本程度、日中は4〜6本程度の計画と本数も多い。

また、新横浜付近に新駅が設置されることで東海道新幹線へのアクセスが大幅に向上する。東横線渋谷駅〜新横浜駅の所要時間は、現在の41分から30分となる見込みで、城南、川崎、横浜エリアの人にとってもメリットが大きいだろう。東京都心部への直結と新幹線への乗り換えという2つの目玉により、これまであまり知名度の高くなかった相鉄沿線のブランド力は一気に上昇しそうだ

—————————————————–

■開発種別:新線・新駅
■エリア:神奈川&東京 JR・相鉄直通線羽沢駅(仮称)〜東急東横・目黒線日吉駅
■完成時期:2019年度
■事業主体:相模鉄道(営業主体)、東急電鉄 整備主体は(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構