再開発計画が目白押し、さらに西へと伸びる新宿“摩天楼”

2014年4月24日

西新宿5丁目で再開発計画が進行中、先行する「中央北地区」は2017年の完成予定

超高層ビルが建ち並ぶ新宿西口、かつての浄水場跡地が40年以上の月日をかけて変貌してきた副都心だが、その“摩天楼”が再開発によってさらに西に拡がろうとしている。いくつもの再開発事業が計画されているが、その中でも先行しているのが「西新宿5丁目中央北地区」だ。計画によると地上60階建てのマンションを中心として、集会所やオフィス等が建設される予定だ。2014(平成26)年から建設工事もスタートして、2017(平成29)年の完成を予定している。

このほかにも青梅街道に面した「西新宿5丁目北地区」や、隣接する「西新宿5丁目中央南地区」でも再開発計画が動いている。いずれも古くからの住宅などが密集する地域で、再開発のためには多くの地権者の合意形成が必要になるために時間がかかっていたが、着実に前進しようとしているようだ。

http://www.city.shinjuku.lg.jp/kusei/file13_05_00015.html
http://www.city.shinjuku.lg.jp/kusei/seibi01_001044.html

西新宿3丁目でも計画が動き始めており、初台まで“摩天楼”が伸びる!?

また、西新宿3丁目でも再開発計画が検討されている。ホテル・パークハイアット東京がある新宿パークタワービルから、初台のNTT本社ビルや東京オペラシティにかけての一帯が対象となる「西新宿3丁目西地区」だ。木造住宅も残るエリアなので、安全で快適な住環境の整備を目指して1993(平成5)年にまちづくり協議会が設立されたが、その後の景気変動などによって計画が進んでいなかったもの。だが最近になって、再開発準備組合の活動も活発化してきているようだ。再開発計画が本格的に動きだす日も近いかもしれない。

東京都新宿区ホームページより
http://www.city.shinjuku.lg.jp/kusei/file13_05_00021.html

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■開発種別:大規模施設・再開発
■エリア:東京都新宿区
■完成時期:2017年~
■事業主体:西新宿5丁目中央北地区市街地再開発組合ほか