住みたい街ランキングでも人気、武蔵小杉の再開発は北側へ進む

2014年5月13日

JR横須賀線の新駅開業も大きなサポート、抜群のアクセスを誇る人気エリアに

ららテラス武蔵小杉2014(平成26)年4月19日にオープンした
三井ショッピングパーク ららテラス武蔵小杉

21世紀に入り、大きく街の姿を変えたのが「武蔵小杉」駅の周辺だ。東急東横線とJR南武線の「武蔵小杉」駅の南側エリアを中心にした再開発が進み、公共施設の再整備やショッピングモールやオフィス、そしてタワーマンションが林立する都市型拠点として変貌を見せていたが、2010(平成22)年3月にはJR横須賀線に「武蔵小杉」駅が新設され、渋谷・新宿・大宮方面と品川・東京・千葉・成田方面への直通ルートが新たに誕生、抜群の利便性を持つ街としても人気が高まっている。「住んでみたい街」としても、マスコミ各社の人気ランキングの上位にランクインしてきていることはご存じだろう。川崎市のマスタープランによると「歩いて暮らせるコンパクトなまちづくり」がコンセプトとされているが、新しい商業施設だけでなく古くからの商店街も徒歩圏の中に残るなど、とても暮らしやすい街となっていることが人気の背景にある。

駅の北側へと拡がる再開発、医療と文教の中心となる計画

武蔵小杉のタワーマンション群

さらに、これから開発が進む予定なのがJR南武線「武蔵小杉」駅北側地区の再開発計画だ。「医療と文教の核の形成」を目指し、日本医科大学のグランド跡地などを再整備して高度医療福祉拠点や、医療連携施設の建設が進み始めている。また、その西側には市立小学校を新設し、災害時の防災拠点としての機能も整備される計画だ。

また、駅に近い小杉町2丁目地区では2棟のタワーマンションを初めとする商業施設とコンベンション機能をもった複合開発も進んでいるほか、私立中学・高等学校の建て替え事業も進行中だ。利便性に優れた居住エリアとしての機能に、医療や文教、ショッピングにビジネスと、複合的な機能を持ち様々な人が集う街づくりが進もうとしており、その勢いはさらに周辺へと拡がっていきそうだ。今後も武蔵小杉には注目が集まっていくだろう。

 

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■参考

川崎市まちづくり局小杉駅周辺総合整備推進室の「開発動向」資料
doukouzu140401_omote.pdf
川崎市 「小杉」駅北側のまちづくり関連資料
city.kawasaki.jp/500/page/0000057545.html
川崎市都市計画マスタープラン 小杉駅周辺まちづくり推進地域構想
contents/0000008/8742/dai3bu.pdf

■開発種別:大規模施設、住宅、再開発
■エリア:川崎市、武蔵小杉駅周辺
■完成時期:2014年~
■事業主体:川崎市ほか