5つの競技会場が設置される夢の島地区は、スポーツの一大拠点となる

2013年11月26日

夢の島 ユースプラザアリーナ

夢の島地区では5つの競技会場が設けられ、そのうち4つは新設される予定だ。 まずバドミントン競技会場となる「夢の島ユース・プラザ・アリーナA」、バスケットボール競技会場となる「夢の島ユース・プラザ・アリーナB」は恒久施設として建設され、大会後も様々な室内競技大会やイベントを行うことができる大規模総合体育館となる予定だ。大型のアリーナをふたつ有する特性を活かして、バスケットボールやバドミントンの国際大会も開催することができるだろう。

競泳・飛込・シンクロナイズドスイミングの会場としては「オリンピックアクアティクスセンター」が新設される。大会後は収容可能人数を2万人から 5,000人と、利用しやすい規模の水泳場に改修し、既存の辰巳国際水泳場同様に水泳各種別の国内選手権大会、ジャパンオープン等の国際大会で使用することができる水泳場となる予定だ。また、隣接するウォーターポロアリーナは水球競技会場として建設されるが、建物は仮設タイプなので大会後は公共公園に戻される計画だ。

アーチェリー競技の会場としては「夢の島公園」が整備されるが、大会後は周辺の緑地を取り込み、国際競技大会も開催できるアーチェリー場が残る。施設は東京都の所有となり学生選手権、日本選手権などの会場となるほか、都内のアーチャーの日常的な活動拠点となる。

馬術競技(馬場馬術、障害馬術)の会場は、既存の「夢の島競技場」に観客席を設置して使用する予定だ。

夢の島エリアの会場群を結ぶようにしてビーチの整備や歩道の設置も計画図は盛り込まれているので、このエリア一帯はスポーツとビーチレジャーを楽しめるスポットにもなりそうだ。また夢の島エリアに設置される競技場は、有明や葛西など臨海部に連なるように設置されるスポーツ競技施設群とも一体化することで、湾岸エリア全体が一大スポーツ拠点として活用されることも期待されている。