「蕨宿」の面影を残す、日本一人口の多い街、蕨市北町一丁目エリア

埼玉県内を通る中山道とは、江戸時代に、現在の日本橋を起点にして江戸と日本各地を結ぶために整備された「五街道」のひとつ。道には一定の間隔をもって「宿(しゅく)」が設けられ、宿のある街「宿場町」は、街道を通る旅人で大いに賑わった。そんな、かつては宿場町として、現在は都心へのアクセスが良い住宅地として栄え、発展しているエリアが、「蕨」駅の北東部にあたる蕨市北町一丁目エリア。

蕨市北町一丁目エリア01
蕨市北町一丁目エリア01

蕨市は、全国にある市の中で、最も面積の小さい市として知られる。主要駅の「蕨」駅から都内主要駅へのアクセスが良いことなどから、住宅都市として人気があるため、人口密度も全国の自治体で一番高い。人口が多く、面積が小さい分、都市機能の効率化が図られており、市役所や市立病院など、各種公共施設は蕨市北町周辺に集められている。

蕨宿
蕨宿

市役所の西側を通る国道17号は、別名中山道。江戸時代の五街道であった中山道とほぼ同じ道筋であることから、この名がついている。蕨市の発展のおおもとになった「蕨宿」が置かれていたと言われる辺りには、「蕨市立歴史民俗資料館」のような古民家が多く残っており、現役で使われているものが大半。「神社仏閣」など歴史を感じさせる施設も点在しており、新興住宅が増えてもなお、宿場町の面影と風情を随所に残している。市ではこの街並みを残すべく、1994(平成6)年に「中仙道蕨宿まちなみ協定」を施行。歴史的・文化的遺産を活かした街づくりを行っている。

「蕨宿」の面影を残す、日本一人口の多い街、蕨市北町一丁目エリア
「蕨宿」の面影を残す、日本一人口の多い街、蕨市北町一丁目エリア

歴史的な面ではもうひとつ、成人式発祥の地としても知られることが挙げられる。戦後の混乱期に、当時の蕨町青年団が20歳を迎えた若者を招いて激励した「成年式(せいねんしき)」が高く評価され、2年後には「成年式」の開催された日が国民の祝日に制定された。蕨城の跡地である「蕨城址公園」には、「成年式発祥の地記念像」が建っている。なお、公園は、「中仙道武州蕨宿宿場まつり」「わらび機まつり」「おかめ市」など、祭事・イベントの盛んな場でもある。

蕨駅
蕨駅

蕨市の主要駅は、JR京浜東北線の一駅である「蕨」駅。「上野」駅や「東京」駅など、都内の主要駅に乗り換えなしで移動できるほか、湘南新宿ライン・高崎線・宇都宮線・上野東京ライン・埼京線が乗り入れる「赤羽」駅へ約7分という短い時間で行くことができる。「上野」駅どまりだった高崎線と宇都宮線が、2015(平成27)年3月から「上野東京ライン」で東海道線に直通運転するようになって、「赤羽」駅から東京、横浜方面へ乗り換えなしで行く列車が大幅に増加した。

蕨市内に目を転じれば、駅を起点にして、陸路が発達していることが分かる。市内各所を巡るコミュニティバス「ぷらっとわらび」。駅前ロータリーからは、病院や、隣の市にある大型ショッピングセンターなどへ向かうバスも多く発車している。また、中山道こと国道17号や、新大宮バイパス、東京外環自動車道の「外環浦和」IC・「戸田東」ICなど、各地へ向かう玄関口が近くにあり、自家用車での移動も便利。

アリオ川口
アリオ川口

バスで「蕨」駅前から、市内外のショッピングセンターへ行くことができ、北町一丁目エリア周辺であれば、駅前にある昔ながらの商店街で、十分に日用品を揃えることもできる。もちろん、バスを使って少し足を延ばせば、「イオンモール川口前川」や「イオンモール北戸田」「アリオ川口」「そごう川口店」など大型ショッピングセンターにも、気軽に行くことができる。多彩なショッピング環境が魅力なエリアとも言える。

北町公園
北町公園

商業地ばかりではなく、公園が多いことも、このエリアの魅力として挙げられる。少し足を延ばせば、桜の名所として知られる「蕨市民公園」など、規模の大きい公園もあり、自然に親しめる環境が整っている。



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