車貴仙(くるまたかせん)

車貴仙
車貴仙

戸田駅東口からイトーヨーカドーを目指し、建物をすぎた辺りで左に折れ、そのまま進んでいくと、JR京浜東北線蕨(わらび)駅まで伸びる「蕨中央商店街」にぶつかる。

この商店街のなかほどに、小さなおせんべい屋さんを見つけた。店の名前は「車貴仙」(くるまたかせん)。通りに面した併設の工房で、「素材にこだわり、1枚1枚丁寧に仕上げた、本物の手焼き煎餅」を店主自らつくり、提供している。

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「車貴仙」では、接客もおせんべいを焼くのも、すべて女性二人で切り盛りしている。高校時代からの友人だというお二人は、高校を卒業し家庭をもった後、縁あってこの地で偶然再会。店主が先代から店を引き継いでから3年間、二人三脚で頑張っているのだそう。

はじめは店番から始まり、気がづけばおせんべいに魅せられ、修行を重ねて「せんべい職人」となった店主のこだわりはただものではない。「おいしさも大事ですけど、安心して食べて頂けるようにと、国産の有機米や岩塩など、厳選した素材にこだわっています」という。

なかでも醤油は、鰻のたれのように、前店主から引き継ぐ秘伝の「たまり醤油」に、店主が手がけたものを継ぎ足しながら使っている。焼きあげたおせんべいに、醤油を塗ったときの香ばしい匂いは格別だという。

さらに焼き方も、堅焼や2度づけなど、お客さんの好みや要望にできる限り応えている。また、塩分を気にされている方への配慮として、醤油を塗る前の焼き上げたおせんべいも、予約すればわけてもらえる。味覚が敏感な小さな子供のためにと買い求める人も多いとか。

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早速「しょうゆせんべい」を食べてみると、懐かしさがこみ上げてきた。子供の頃食べた、奥歯でかみしめる、厚みとしっかりとした固さのおせんべい。かみしめるほどに、醤油の味と米の甘みが口の中に広がり、素材本来の味が引き出されていく。

この店に足を運んでくれる人たちのことを考えつくられたおせんべいの味は、優しい気持ちがつまっている。優しい気持ちがあってこそのこだわりなのだろう。

先代では対応していなかった、おせんべいの発送を手がけるようになったのは、「車貴仙」ファンのお客さんの声に応えるためだという。「安心素材を使った、美味しいおせんべい」とクチコミで広がった車貴仙の味は、先代からのお客さんも大事にしながらも、着実にファンを増やし、そしてこれからも増やし続けていくのだろう。

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メニュー例:
こわれせんべい…300円
あられ…100円(小袋タイプ)
茶丸(抹茶砂糖)…450円
みそせんべい…450円
おこのみ(二種類。各5枚いり)…430円
贈答用の詰め合わせ…1000円~

車貴仙(くるまたかせん)
所在地:埼玉県蕨市中央4-13-2 
電話番号:048-431-5631
営業時間:10:00~19:00
定休日:日曜、祝日定休



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