くずし会席 けんび

くずし会席 けんび
くずし会席 けんび

東武鉄道東上線「志木」駅東口より徒歩1分。飲食店や商業施設がひしめくビルの3階で「くずし会席」という聞き慣れないスタイルの料理がいただけるお店があると聞いて訪れてみた。エレベーターを降りると、間口の狭い空間に簡素な木の引き戸が据えられ隠れ家のような雰囲気が漂っている。

けんび 店内
けんび 店内

下駄箱に靴をしまい店内へと足を踏み入れると、こぢんまりとした間口からは決して想像できないほどの広々とした空間が広がっている。5人がけの半個室利用ができるテーブル席にカウンター12席、お座敷18席と用途と人数に応じて利用できる充実のスペースが設けられていた。

けんび 店内
けんび 店内
 

昨今では大手飲食チェーンの進出により会席料理をじっくり堪能できるお店も「志木」駅周辺では数少なくなっているようで、利用するお客さんの7~8割は季節の食材をふんだんに盛り込んだコース料理を楽しみに訪れているようだ。もっとも気軽に楽しめるランチタイムの「昼会席」は前菜、焼き物、蓋物、お刺身、お食事(寿司盛合わせ)、止椀の6品で2,000円(税込)とリーズナブル。事前の予約がなくても食べられる気軽さも嬉しい。

けんび 店内
けんび 店内

屋号に掲げる「くずし会席」とは、気軽に料理を楽しんでいただきたいという店主の思いが込められたメッセージで、子ども連れでも気兼ねなく来店できるお店のようだ。子どもにも喜んでもらえる「お子様膳」(1.620円)には、唐揚げやソフトドリンク飲み放題などの工夫が盛り込まれている。ちなみにこちらは要予約でお刺身など生ものが苦手な場合は内容の相談にも応じてくれるようだ。

昼会席 前菜
昼会席 前菜

取材時にご用意いただいたのは、埼玉県産の地野菜を盛り込んだもっとも気軽に楽しめる「昼会席」。馴染みの会席料理と言えばお刺身と天ぷらが定番かと思うが、お品書きには揚げ物の代わりに蓋物と記されているのも興味をひかれる。板前としての基礎を関西で学んだという店主のつくる会席料理は、東京の江戸会席と呼ばれる内容とは少し趣が異なっている。それを風情と呼ぶか遊び心と呼ぶか、全体的に彩りが豊かで料理が目の前に運ばれて来た瞬間の華やかさが印象的に感じられる。

昼会席 焼き物
昼会席 焼き物

焼き物で登場した鮎の塩焼きもレンコンのピンクが彩りを添えお洒落な一品として食事のひとときを賑やかにさせてくれる。そして気になる蓋物が運ばれて来ると、その中身に笑顔がこぼれてしまう。

昼会席 寿司盛合わせ
昼会席 寿司盛合わせ

京都の夏の風物詩でもある鱧(ハモ)が食材として用いられている。梅おろしでさっぱりといただく鱧は季節が感じられるなによりの一品。さらにその後に続くお寿司の盛り合わせもお椀も鮮魚ずくしの大満足の内容だった。

昼会席 甘味
昼会席 甘味

最後に提供された、これまた遊び心が感じられるデザートをいただいていると、一羽の小さな折り鶴が隠れているのに気がついた。店主に話を伺うと、スタッフが時間を見つけては鶴を折り、そっと伝わる感謝の気持ちを料理に添えているようだ。

その他にもご予約いただいたお客様に手書きのメッセージをテーブルに添えるなど、「けんび(謙美)」ならではのおもてなしがお客さんとお店とをつなぐ架け橋になり、地元に愛されるお店として親しまれているようだ。家族や大切な方との食事にぜひ利用してみたい。

くずし会席 けんび
所在地:埼玉県志木市本町5-24-17  アルバビル3F
電話番号:050-5518-6863
営業時間:火曜~土曜 11:30~14:30、17:00~23:00(L.O.22:00)
     日曜 11:30~14:30、17:30~22:00(L.O.21:00)
定休日:月曜 (予約は営業)
http://r.gnavi.co.jp/e008100/

志木市のitot




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