松阪牛・備長炭火焼肉やまと 船橋店
松坂牛といえば、高級牛肉の代名詞。三重県松坂市で肥育される和牛は、とろけるような食感の霜降り肉が特徴で、日本三大和牛のひとつと言われている。この松坂牛を中心に、国産和牛にこだわった厳選和牛主義を標榜しているのが、1979年創業、船橋の老舗焼き肉店の「焼き肉やまと」である。炭火で焼く極上の肉の旨みを求めて、首都圏各地から肉好きが集まる人気店だ。そんな「やまと」の良質の肉をリーズナブルな価格で楽しめるのが、ランチメニューだ。
ランチはカルビを中心としたメニューで、ライス、サラダ、小鉢、スープ、デザートが付いてくる。ライスは大盛りでも同じ値段となっている。カルビメニューの「焼肉ランチ」が1000円、カルビとホルモンセットの「パワーランチ」が1480円、そしてカルビが1.5倍増の「ビッグランチ」が1580円となっている。今日は「ビッグランチ」を頼んで、ゆっくりと肉を味わうことにしよう。
店内は木やレンガなどを基調としたナチュラルな落ち着く空間。来店しているのはファミリー層が多いようだ。肉の香ばしい匂いがこちらにも漂ってきて、期待感が高まる。
ほどなくして、サラダ、小鉢がやってくる。小鉢はキムチ、もやしのナムル。サラダを食べてながら待っていると、スープがやってきた。
スープは玉子、ワカメ、ユッケ(+100円)の3種類から選べるため、玉子スープを頼んだわけだが、ほのかに牛の風味のするスープはコクがあって、とても美味しい。
カルビがやってきた。1枚、また1枚と炭火の上の網に載せると、煙がふわっと立ち上がり、脂がポタリ、ポタリと炭の上に垂れ落ちる。軽く炙るように両面を焼き上げてから、間髪いれずにタレにつけてパクッと食べ、ライスを食べる。肉を焼く、食べる、ライスと、リズミカルに食事を進めていく。