木曜舎 市原店 Canon

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最近個人経営の店が減りチェーン店などが増えたせいか、何処へ行っても同じ様な店が建ち並び、同じような街並みが続く。チェーン店や大型ショッピングモールなどは便利だし、何処でも同じサービスが受けられるので安心ではあるが、逆に言えば何処へ行ってもあまり変わり映えはしないということ。さらにチェーン店であればサービスだけでなく、必然的に店の外観も似たようなものになってくるので、街並みも何処へ行っても変わり映えのしないものになってくる。

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しかしこの「Canon(カノン)」というカフェレストランは、そんな時代に逆らうようにオープンした。ここは木更津でいくつかお店のある「木曜舎」の支店。「なんだ、結局チェーン店かよ」と思うなかれ。実はこのお店、200年以上前の古民家を改装して作られたのだ。

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「手作りの温かさと、心地よい時間、そして美味しいものを提供したい」というオーナーが何年も前から探し続け、出会ったときには半分崩れかけてた古民家を、壊すのに半年、片付けるのに半年、そして作るのに1年と合計2年を掛けてオープンした手作りの店で、隣接する竹やぶとの景観が美しいとのことで市原市から都市景観賞も受賞した。

内装はもちろん、100席ある店内の家具も全てオーナーの手作りだというから驚きだが、実はオーナーの藤沼さんはカントリー家具の職人でもあるというから二度ビックリ!そんなオーナー手作りのCanonは、今では昼はランチとお茶を出すカフェレストラン、夜はバーとして展開し、飾らない素朴な味が楽しめる店として多くの愛好者に愛されている。

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店内は古民家らしく、高い天井と太い梁が目を引く広々としたつくりになっていて、裏の竹林からの日差しが爽やかに差し込んでいる。この年月を感じさせる木の温かみは、昨日今日出来た店ではなかなか味わえない。

注文したのはパスタランチで、人気であるという「エビとバジルのトマトソースパスタ」を選んだ。おしゃれな器に乗って登場したパスタは、もっちりとした麺が濃厚なトマトソースをしっかりと受け止めていて、大ぶりのエビも負けずに自己を主張している。クラシック好きのオーナー風に言えば、麺とソースとエビのトリオが見事なアンサンブルを奏でているといったところか。付け合せの自家製くるみパンも、ヨーロッパの朝の風景に似合いそうなガッシリしたつくりで、濃厚なパスタの味に負けていない。

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デザートは「カラメルと松の実のケーキ 季節のフルーツ添え」。学生時代にホテルの厨房で4年間修行したというオーナーが作るケーキは、甘すぎないカラメルソースが、ケーキの中に入っている松の実の香ばしさを非常に際立たせている逸品。新鮮な季節のフルーツもGood!

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聞けばここで使用している食材は、ほとんどが地元のものなのだとか。例えば、魚は近くの富津漁港の漁師さんから分けてもらい、米や野菜などは店の目の前の農家から買う低農薬で栽培されたもの。まさに直産・直売なのだ。

「こんな時代ですからね、食の安全には配慮していますよ」

とオーナー。旬のものを出すためにメニューも毎月変わり、春先には裏の竹林で採った筍もメニューに並ぶという。

ひとつ難点を挙げるとすれば交通の便があまり良くないということだというが、店の噂は口コミで広がってリピーターも多いとか。まさに“大人の隠れ家”というのは、こういう場所を言うのだろう。小説を片手に、何時間でも居たくなってしまう店である。
メニュー例:
タラバガニとポルチーニのトマトパスタ…2,200円
自家製イカスミパスタのイカと野菜のペペロンチーノ…1,800円
チキン・ネギ・梅肉の青じそパスタ…1,700円
オムエビチリライス…1,800円
焼豚・根菜・ひじきの炒めごはん…1,600円
竹炭の生地のきのこと野菜のホワイトソースPIZZA…2,200円

木曜舎 市原店 Canon
所在地:千葉県市原市潤井戸1105-1 
電話番号:0436-74-4440
営業時間:11:00~22:00
駐車場:40台
http://webs.to/mokuyosya





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