さくら井

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JR総武線「錦糸町」駅の北口側、駅からまっすぐ伸びる通り沿いにある「さくら井」は、親子2代、この地に半世紀以上の歴史を刻み続けている割烹。冬場のふぐ料理をはじめ、年間を通じて新鮮な魚介を楽しめるということで、長く通い詰める常連も数多い。

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現在、この店で板場を仕切っているのは2代目店主。父である初代の背中を見ながら育ち、大学卒業と同時に家業を継いだ。それからすでに27年。人生の半分以上の時間を、「さくら井」の厨房の中で過ごしてきている店主が、今も精魂込めて自らの手で、料理を送り出している。

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店の看板料理はふぐ料理だが、ふぐの提供は旬の冬のみに限定し、その他の時期にはそれぞれの旬の魚を提供しているという。魚は週に3回か4回は上等な魚を自ら市場に赴き、目利きし、仕入れているそうだ。「魚は新しければいいというものじゃないんです。うちは天然の魚にこだわって仕入れていますけれど、その見極めが、プロとしての腕の見せどころ」と語る店主。魚の扱いを熟知しているからこそ、胸を張ってこのようなことが言えるのだろう。

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夜、お客さんの多くが注文するというのが、その時期の旬の魚を盛り合わせた「おまかせ特選盛り合わせ」(3,500円~時価、写真でおよそ4,500円)である。美しい切り口と隠し包丁が確かな技を物語っており、艶めいた魚の身を、よりいっそう美味しそうに引き立てている。

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お造りだけではない。西京漬けなどの焼き魚についても一切手を抜くことはせず、店内で下ろしたものを、自家製の西京味噌に漬けて手作りしている。ふっくらと旨みたっぷりに仕上がった西京漬けも、ぜひご堪能いただきたい。

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酒についても、上等な銘柄を中心に各種揃えており、この店ではビールよりも日本酒と焼酎の人気が高いという。確かにこれだけ魚が旨ければ、酒もシンプルに、日本古来のものを楽しみたくなる。

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また、固定ファンが多いというのが、ウナギの蒲焼だ。これは愛知県産のウナギを店内で丁寧に捌き、特製のタレを塗って焼き上げたもので、うな重、蒲焼き、白焼きと3種類が用意されている。酒のつまみに楽しむという人が多いそうで、蒲焼きが比較的人気ということだ。写真は「うな重 上」(3,500円)。時折ではあるが、天然うなぎの扱いもあるそうだ。

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店内はテーブル席を中心にしたメインホールのほか個室席が2つあり、間を仕切れば4グループまで半個室でも利用が可能となる。ちょっとした会合や打ち合わせ、子連れなどでも利用しやすいだろう。席数は全部を合わせて45席。割烹なので子連れの利用は少ないそうだが、昼には1,500円程度で刺身と焼き魚が付く定食も提供しており、主婦層にも支持されているそうだ。

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夜の平均的な予算は、酒も含めて冬以外の時期がおよそ6~7千円、ふぐが出る冬場は8千円から1万円ほど。予算を伝えれば、それに沿ったコースも仕立ててくれるそうなので、大切な会食の席には「おまかせ」のオーダーを試してみたい。

「さくら井」は庶民派店舗が多いこの界隈では、比較的“高級店”ということになるだろうが、確かな仕事で良い魚を使っていれば、当然このぐらいの値段になる。内容に対して庶民的な店構えとなっているのも、華美な装飾よりも実を取り、コストをお客さんのために使いたい、という店の姿勢の表れとも言える。とにかく「美味しい魚を美味しいお酒と楽しみたい」と思った時は、この店を訪れると間違いはないだろう。

※本文内のメニュー、価格等は取材時のものです。変更している場合がありますのでご了承ください。

さくら井
所在地:東京都墨田区錦糸3-6-1 
電話番号:03-3623-3961
営業時間:11:30~13:30、17:30~23:00(L.O.22:30)※日曜日夜は17:00~21:00(L.O.20:30)
定休日:月曜日(12月の第2、第4月曜日は営業)





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