目黒区の洗足は、戦前からの高級住宅地。皇后陛下雅子様ご出身の地としても知られる、緑に包まれた閑静な住宅街です。目黒区では近隣住民が助け合う地域社会作りが進められており、商店街、町会、学校など地域が一体となって、子どもたちの成長を温かく見守っています。神社の例大祭や「原町小学校」で行われる「原町住区まつり」など、子どもが喜ぶ地域のイベントやボランティア団体の活動を紹介します。

いちょう並木沿いを中心に広がる駅前商店街

洗足駅前に広がる「洗足いちょう通り商店街」には、飲食店やクリニック、花屋、理美容院、ペットサロンなど地元住民に愛される施設が軒を連ねています。ここでは年間を通じて多彩なイベントを実施。2018(平成30)年からはもともと6月に行っていた「皇太子さま雅子さまご成婚記念イベント」を「洗足プリンセスフェスタ」に名称変更し、「多摩大学目黒中学校・高等学校」の生徒がプリンセスやプリンスに扮してクイズラリーなどの運営を手伝っています。2019(令和元)年5月に行われた新天皇皇后両陛下ご即位記念イベントの様子はニュース番組でも取り上げられ、町内だけではなく関東近県からも大勢の人が集まり賑わいを見せました。

駅前広場で開催される「洗足プリンセスフェスタ」(写真提供:洗足商店街振興組合)

お祝いのミニバラ100鉢を配布新天皇皇后両陛下ご即位記念イベント(写真提供:洗足商店街振興組合)


季節の移り変わりを楽しむ年中行事

年ごとに開催されるお祭りばかりではなく、季節ごとのイベントも充実。「洗足駅前ふれあい広場」では、2017(平成29)年から洗足二丁目町会が七夕イベントを実施しており、短冊に願い事を書いた子どもたちはお菓子をもらえる他、輪投げや紙芝居などを楽しむことができます。年末には同じ駅前広場で洗足商店街振興組合主催の「洗足いちょうまつり」が開かれ、子どもたちを中心にクイズラリーやビンゴ大会などで大いに盛り上がります。多摩大学目黒高校の学生が子ども向けに行うワークショップも人気です。

かき氷やわたあめも無料配布2019年度の「七夕イベント」(写真提供:洗足二丁目町会)

福引では豪華景品も!毎年12月に開催の「洗足いちょうまつり」(写真提供:洗足商店街振興組合)


たくさんのお神輿が街を巡る、秋のお祭り

毎年9月には、碑文谷の地名の由来となった碑文谷石のある神社「碑文谷八幡宮」で、「碑文谷八幡宮秋季例大祭」が執り行われます。地元住民にとっては、心浮き立つ秋の恒例行事。各町会などの団体がそれぞれの法被を着て神輿を担ぎ、八幡宮を目指して街を練り歩きます。威勢のいい掛け声とともに間近で見る神輿は大迫力!子ども神輿や女神輿もあり、毎年大変な賑わいです。夕暮れには多くの露店が並び、輪投げや射的、金魚すくいなど、昔ながらの懐かしい風情が味わえます。

街全体がお祭りムード「碑文谷八幡宮秋季例大祭」の賑わい(写真提供:洗足二丁目町会)

子供から大人まで楽しむ一大イベント神輿が街を練り歩く(写真提供:洗足二丁目町会)


町会や学校が連携したイベント、地元のボランティア活動

商店街、町会、近隣の学校が協力し合った催しや活動もあります。2019(令和元)年10月 に駅前広場で開催された「のんびりイベント散歩」には、約460人が参加。クイズラリーの正解者には、同時開催された「洗足ふれあい散歩」から、商店街で使える500円券が配られた他、先着200名にわたあめとポップコーンが無料配布されました。夕方には「ハロウィンパレード」が行われ、約250人の子どもがお菓子を受け取りました。

「のんびりイベント散歩」(写真提供:洗足商店街振興組合)

高校生や小学校高学年の児童も手伝いに参加「ハロウィンパレード」(写真提供:洗足二丁目町会)


公園や緑道の花壇を手入れする地域ボランティア団体「洗足グリーンクラブ」は、2018(平成30)年度に東急「みど*リンク」アクション支援対象に選ばれ、苗木や芝刈機、腐葉土などを購入。2018(平成30)年12月には駅前広場で原町小学校などの子どもたちとさつきの植樹やクリスマスツリーの装飾を行い、世代を超えた地域交流を深めました。

「洗足グリーンクラブ」の活動(写真提供:洗足二丁目町会)

クリスマスツリーの装飾(写真提供:洗足二丁目町会)


「住区住民会議」の活動

目黒区では、小学校の通学区域を基本に「住区」というエリアを独自に設定。現在22の住区があり、コミュニティ作りや福祉などの施策を推進しています。そして、それぞれの町会や自治会、PTA、学校、商店会などの人が集まって「住区住民会議」を開き、地域の課題について話し合い、より良いまちづくりのために活動しています。南一丁目、原町一丁目、原町二丁目、洗足一丁目、洗足二丁目と5つの町会がある原町住区では、潮干狩りなどのイベントを主催し、「原町小学校」の児童など地元の子どもたちが参加しています。

6月に富津などで行う「原町小学校」の児童などが参加する「潮干狩り」

野点やバイオリン演奏も2019(令和元)年5月に南一丁目緑地公園で行われた「天皇陛下即位記念植樹会」


「原町小学校」で行われる「原町住区まつり」と「一泊キャンプ」

それぞれの住区には活動拠点として「住区センター」があり、児童館、学童保育クラブ、老人いこいの家、防災拠点などが備わっています。また、「原町住区センター」の近くにある「原町小学校」は洗足の街に欠かせないイベント会場のひとつ。地域の運動会や作品展を開催する他、焼きそば屋などの露店も出る「原町住区まつり」は毎年ここで行われています。また、夏休みの「わくわくどきどき一泊キャンプ」の舞台も同校で、子どもたちは夕食のカレー作りや花火、学校探検などを大いに楽しみ、校内に宿泊します。

「原町住区まつり」

「原町小学校」校庭で花火を楽しむ「一泊キャンプ」で花火を楽しむ


発見ポイント!

「洗足二丁目町会」の神輿(写真提供:洗足二丁目町会)

  • (1)商店街、町会、学校などが連携した地域のイベントが活発!
  • (2)子どもが参加できる地域活動が盛りだくさん!
  • (3)目黒区独自の「住区」によって地域全体で子育てを行う!