朝日屋

朝日屋
朝日屋

「ただいま」と言ったら、「お帰り」という声が返ってくる……そんな温かさが、この店にはある。西馬込のこの場所に、店を構えて30有余年。一時営業を中断していた時期もあったそうだが、10年ほど前、リニューアル・オープンした。

「リニューアルの時、通りかかったお客様が「営業再開したんですね」と喜んでくださったんです。とても嬉しかったですね」と話すのは、朝日屋の厨房を担当する笠原公治さん。
店の創立者であり、親しみある人柄とおいしい料理でお客様から慕われている女将さんを支える笠原さんも、実は朝日屋の味に魅了されたひとりだという。

「この店に入る前も、焼肉店に勤めていました。勉強を兼ねて、あちこち食べ歩きをしていた時に、この店と出会ったんです。味に一目ぼれでした」

料理を口にした時、笠原さんはカルチャーショックを覚えたと言う。「とにかくみそダレが美味しかったんですよ。甘さが自然に広がっていく。肉との相性も抜群でしたし」

笠原さんは、その後、オープニング・スタッフとして朝日屋に。「味に対しては、とても厳しい」女将さんの料理を継承していきたいと、毎日勉強だと言う。

朝日屋の真骨頂は、開店当時から変わらない「ホルモン焼」。美味しさの秘密は、食材へのこだわりにある。東京で手に入る肉であっても、カットの仕方が違えば、関西から仕入れる。例えば、なんこつの場合、筋の入れ方で味が変わってくるという。

「いいものがなければ、その日は、仕入れをしないこともありますね」

お客様に提供されるのは、笠原さん、そして女将さんが厳しく吟味した肉だけ。「だから、今日は○○はないんです。すみませんということもあるんですよ」と笠原さんは笑う。

おすすめは、量があまり取れない貴重な部位を使った「ゲタカルビ」990円をはじめ、肉と肉との間に脂が乗った「ミノサンド」、「うなじ焼き」710円、6種類のホルモンが楽しめる「ホルモンMIX」1680円など。この店では、七輪の上で焼きながら開店当時かわ変わらない、約40年ほど使い足されてきた醤油、みそ、塩のタレでいただく。

「うちでは上から吸うという換気方法なんですが、この方が煙が程よく肉に回って、さらに味わいが出るんです。ホルモンは、最初網に多めに乗せて、煙を立てるのが、美味しく食べていただくコツですね」

また名物の「特製そうめん」680円ほか、「女将さんが腕をふるう一品料理も、朝日屋ならではの味なんですよ」と笠原さんは続ける。

「そうめんの上に、きゅうりの千切りを辛めに味付けたものを乗せているだけなんですが、これがそうめんと相性がよく、人気なんですよ。「明太子石焼ビビンパ」1260円や冷麺なども評判がいいので、ぜひ召し上がっていただきたいですね」

焼肉と料理のお供には「韓国どぶろく」500ml1150円がぴったり。甕に入ったどぶろくを、コップにとりながら飲むのは、本場韓国のスタイル。アルコール度も7度と低めで、ほんのり甘いどぶろくは、女性にも人気だ。

「ホルモンは苦手だという人も、ぜひ食べてみてもらいたいですね。今、ホルモンの3種盛りメニューを考案中なんです。お客様の声を聞きながら、さらに美味しい肉と料理を提供していきたいです」

野球選手もやってくるというお店だけに、常時満席状態なので予約がおすすめ。予算はお酒1~2杯とお料理でひとり4000円~。

朝日屋
所在地:東京都大田区南馬込6-37-8 
電話番号:03-3777-4313
営業時間:17:00~24:00(23:00LO)
定休日:水曜日





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