タマクーヘン 世田谷ファクトリー

二子玉川と成城のちょうど中間ほど、鎌田4丁目の静かな住宅地で、時折甘く美味しそうな香りを漂わせる「タマクーヘン 世田谷ファクトリー」。ここは二子玉川駅直結の「二子玉川ライズ・ショッピングセンター」内にあるカフェビストロ、「ビストロ タマ」で提供している、看板商品の「タマクーヘン」の製造を一手に担う、セントラルキッチンである。

ここは基本的にはバウムクーヘンの製造工場なのだが、平日のみ入り口をオープンにし、箱入に入った「タマクーヘン」の販売も行っている。昨今は人気が高まり、手に入りづらくなっているという「タマクーヘン」。これを確実に買えるスポットということで、地元の人はもとより、遠方からの熱心なファンも訪れる場所となっている。

「タマクーヘン」の特徴は、「上質で、シンプルで、飽きのこない味わい」。一般的な小麦粉に加えて全粒粉を全量の半分ほどたっぷり使い、小麦の豊かな香りを感じられるように工夫を凝らしている。卵も群馬県産の卵業者から直送で仕入れ、採卵から3日以内の卵に限定して使うなどこだわりが深い。新鮮な卵ほど、香りもぐんと良くなるそうだ。この繊細な香りを生かすために、砂糖は一般的なバウムよりも控え目に使い、発酵バターとはちみつでリッチさと滑らかさを出している。優しく軽やかな味と、ふっくらした仕上がりが特徴の一品だ。

このキッチンではかつてカフェの営業もしていたそうだが、現在は製造に専念するためにカフェはお休み中。買ったものを自由に食べてもらえるように、席は用意されているがドリンクなどの提供はしていない。店舗というよりは「工場直売店」の雰囲気だが、特に種類が多かったり、安売りをしているということではなく、「気軽に立ち寄れるから」ということで、近所の方が徒歩や自転車で来たり、馴染みのお客さんが車で横付けするといった姿が見られる程度。混雑するようなことは無いので、駅前まで行くのが大変な人には有り難い存在だ。

ファクトリーで販売しているのは、「ビストロタマ」で売っているものと同じ、フルサイズの箱入り「タマクーヘン」(3,500円)と、ファクトリー限定の「朝バウム」の2品のみ。ファクトリーで人気が高いのは、もちろん「朝バウム」だ。こちらは8分割したバウムが2本入って税込800円と、丸ごと買うよりも手軽なことから、ご近所さんの間ではこれが定番となっている。ファクトリーでは2日かけて1ロットのバウムを製造しているそうで、1日目に焼いたものを一晩置いて冷まし、翌日、表面のコーティングと箱詰めを行って仕上げる。この仕上げの時に、一部をカットし、簡単に包装して「朝バウム」として地域の人々向けに提供しているそうだ。

バウムクーヘンは素材が新しいほど美味く仕上がるが、「焼きたてだから美味しいとは限らない」というのが少々気難しいところ。箱入りのバウムには「食べごろ表」という紙を入れており、ふんわりとした食感が好みの人は購入後早めに、しっとりした味わいが好みの人は、1週間以上経ってからがお薦め、という旨が書かれている。食べ頃は人それぞれなので、朝バウムを買ってもすぐ食べず、ちょっと寝かせてみるというのも一つの食べ方だ。

「二子玉川らしい、上質なバウムクーヘンとして、この地の“銘菓”として根付いてくれれば」と話すのは、日々ここでバウムクーヘンを焼いている藤本雅一さん。いたずらに切り売りをせず、基本的に箱入りで販売しているというのも、「ニコタマ」のブランドイメージを損ねないための配慮だ。しかしながら、「自分用にちょっとだけ食べたい」という時に、箱入りを買うのはちょっと躊躇してしまうもの。そこをうまくカバーしてくれるのが、ファクトリー限定の「朝バウム」である。平日午前限定ということでハードルは高めだが、近所に住んでいる方はぜひ足を伸ばしてみてほしい。

もちろん、ここで焼き上げたバウムクーヘンは、「ビストロタマ」に行けばいつでも食べられ、美しいデコレーションと、美しい多摩川の景色も漏れなく付いてくる。ゆったりと寛ぎたい時には、ぜひそちらも併せて検討してみてほしい。

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タマクーヘン 世田谷ファクトリー
所在地:東京都世田谷区鎌田4-6-11 
電話番号:03-3415-0233
営業時間:7:30~17:00
定休日:水曜日
※朝バウムの販売は不定期
http://www.tamakuchen.jp/





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