バンコックの風

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たまに無性に食べたくなるジャンルの一つに、タイ料理がある。辛いものが多いけれど、それだけにとどまらず、甘みや酸味も複雑に溶け合う、絶妙なおいしさ。味わえば体に“元気”がみなぎってくる。

食べるからには本場の味を堪能したい。そう望む人たちの顔を輝かせるタイ料理を出す店が、中野富士見町駅から歩いてすぐのところにある。その名も「バンコックの風」。タイ国政府商務省認定レストランが持つ食材部門会社に在籍経験のあるオーナーが、タイ人のシェフから譲り受けたレシピをもとに、現地の味を提供し続けている。

こう述べると頑固一徹な感じを受けるが、オーナーの姿勢は実にフレキシブル。「変えないのは味のバランスです。辛さなどはリクエストに応じて調整しますよ」というから、辛いものが苦手な人でもタイ料理のおいしさを十分に楽しめる。

食材も多少アレンジすることがある。たとえば、トム ヤム クン(辛さと酸味のあるエビのスープ)。現地でポピュラーな具のエビやフクロダケ(キノコの一種)、パクチー(コリアンダー)のほか、大根やニンジンが入ることもある。その理由は「いらっしゃる方に、野菜をたくさん食べてほしくて」。客の健康を気づかっての、あえてのアレンジなのだ。

とはいえ、味自体に妥協はない。バンコックの風では、化学調味料をいっさい使っていない。アジア料理の店ではうまみ調味料などのケミカルなアイテムを使うことが多いので、このこだわりは意外であり、かつ、とてもうれしいものだ。

この日最初にオーダーした「ソム タム タイ」(青パパイヤのサラダ)も、もちろん化学調味料なしなので、日本ではなかなか食べられない青パパイヤの味そのものを楽しめる。

メニューでは辛さの目安を示す唐辛子のアイコンが最高数(3つ)ついていたが、唐辛子の味の中にピーナツや干しえびの甘みあるコクも入っているので、舌の刺激にとらわれず、とてもおいしく食べられる。

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