旧古河庭園 日本庭園内茶室

旧古川庭園といえばレンガ造りの洋館にヨーロッパ式庭園、そしてバラ園のイメージが強いが、奥には立派な日本庭園があり、「和」の世界が広がっている。内部にはお茶室もあり、春と秋のみ、お抹茶を提供している。

旧古河庭園 日本庭園内茶室
旧古河庭園 日本庭園内茶室

こちらの日本庭園は心字池を中心に大滝、枯山水、茶室などを配する本格的な回遊式庭園。日本独自の「庭の美学」があり、洋館の前に整備されたシンメトリーなヨーロッパ式庭園とはコントラスを成していて面白い。小さな坂を下ると、「洋」から「和」へ一変し、樹木の間からは木漏れ日が射す。自然のざわめきに耳を澄ますような静寂の空気に包まれる。

旧古河庭園 日本庭園内茶室
旧古河庭園 日本庭園内茶室

茶庭は、京都に多く関東では珍しい崩石積(くずれいしづみ)と庭門で仕切られている。「崩石積」とは、大小様々な石を使い、仕上がりが面が不規則に乱れるように積み上げる方法。あえてそうすることで見た目の「趣深さ」が深まるのだ。

お茶室は、営業していれば誰でも一服500円を支払って入室することができる。季節によって営業していない時期もあるので、お目当てに行く場合は前もって確認した方がいいだろう。8畳間で開放的なお茶室からは季節の日本庭園の移ろいが見られる。

旧古河庭園 日本庭園内茶室
旧古河庭園 日本庭園内茶室

座ってしばらくすると、お抹茶と京干菓子が供される。お抹茶は茶道の先生が点てたばかりの薄茶。抹茶も干菓子も最良のものを使用している。この日は干菓子はナデシコを象ったもので、春を表している。季節によって干菓子も変化する。

旧古河庭園 日本庭園内茶室
旧古河庭園 日本庭園内茶室

茶道の心得がなくても大丈夫。この空間で景色をゆるりと楽しむのが一番だ。取材の日も、小学生ぐらいの少年を連れた親子が訪れていて、「うわー、いい景色だね」とお茶室でのひとときを楽しんでいた。混雑する時は和室に入るまで並んだりすることもあるが、そうでない時はこの空間を独り占めできることも。日常の喧騒から隔絶された世界の中で、樹木の葉の擦れ合う音、鳥の声、美しい自然に意識が傾き、肩の力がゆっくり抜けてくるだろう。

旧古河庭園 日本庭園内茶室
所在地:東京都北区西ケ原1-27-39  
電話番号:03-3910-8440(茶室問い合わせ)
営業時間:11:00~16:00
定休日:10・11月、4月第2週~6月いっぱいまでの水、木、土日祝日
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/..





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