そばの川むら

日暮里の老舗名店~そばの川むら
日暮里の老舗名店~そばの川むら

谷中霊園前にある老舗そば店「そば 川むら」は粋な大人たちでいつも賑わっている。昼は散策の途中に美味しい蕎麦や丼ものを、夜は美味しい肴をつまみながらいいお酒を頂けるこの界隈一押しの食事処だ。

「こんにちは」と店に入るといつも通りTシャツ姿の女性スタッフが笑顔で出迎えてくれた。ここではみな制服代わりのお揃いのTシャツを着ているので、寒い冬であっても店内はいつも十分に暖められている。席を探すが食事時を外して行ったのに、空いている席はほとんどなく、空いているのは奥の一席だけだった。席へと促され、出された冷たいお茶でのどを潤しながら壁にかかれたお品書きに目をやる。そこには季節のおすすめ品や地酒の張り紙が並べられているので、テーブルに置かれたお品書きではなく、いつもまずはここを見てしまう。

冬から早春にかけては一年で一番美味しいものが多く楽しめる時期なのだそう。山菜の天ぷら、むかごの塩ゆで、牡蠣のオイル焼き。穴子もこの時期一番身がしまって美味しいらしい。

季節もの以外の定番メニューも外せない。青のりの卵焼き、白菜漬け、鴨肉のたたきなどなどいつでも安心して頼める美味しい一品がならんでいる。

日本酒にもかなりのコダワリをみせているので、陽が高いうちであっても壁のお品書きを見てしまうと「まずはいっぱいやってから蕎麦に。」となってしまう。日本酒はほかではあまりみない神奈川は山北の名酒「丹沢山」があった。「珍しいお酒があるんですね」とオーダーを取りにきた女性に話すと「これは本当に口当たりがよく美味しいですよ。小さな蔵で手間ひまかけてつくっているコダワリのお酒ですよ」という。また「お酒がお好きでしたら、うちだけしか扱いのない喜楽長も是非召し上がってみてくださいね。滋賀県の蔵から直接送られてくるお酒ですが、樽から出したばかりの新鮮な状態のものを配送してもらってます。樽酒や大吟醸などいろいろですが、冬でしたら季節限定で生酒もご用意させていただいてますよ」とのこと。

日暮里の老舗名店~そばの川むら
日暮里の老舗名店~そばの川むら

まだ陽がある4時過ぎに入ったが、考えあぐねていたら夜のお品書きに切り替わる時間になってしまった。毎日仕入れによってかわる日替わりの、手書きのお品書きを手渡された。

小さな紙一杯に本日オススメのお刺身、菜の花のおひたし、生ウニの卵焼きなどいろいろと書かれている。このお品書きをみせられたら蕎麦はもう〆めていただかなくてはと、勢いに任せてまずは銀河高原ビールで乾杯し、刺身と漬け物、板わさと、ぬくめた日本酒を頼んだ。酒が進むほどに、肴も進み、さらに食欲が増してきた。そうなれば〆の蕎麦は何にしようか、だ。

季節の岩のりセイロにしようか、それともシンプルにざるそばもいいな、でもやっぱり腹持ちのよいたぬきもいいかもしれない。またもやいろいろと考えが駆け巡る。この店に来るとなぜだかいつも欲張りで優柔不断になってしまう自分がいる。

そば 川むら
そば 川むら

かけ、もり蕎麦(その他定番メニューとして鴨なんばん、深川そば、上てんぷら蕎麦などがある。季節のメニューでは牡蠣そば、岩のりセイロなど)、丼もの、天ぷら、漬け物など。

※本文中のメニュー・価格等は取材時のものです。変更している場合がありますのでご了承ください。

そばの川むら
所在地:東京都荒川区西日暮里3-2-1 
電話番号:03-3821-0737
営業時間:11:30~21:00(L.O.20:30)※夜は要予約
定休日:木曜日、元日





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