地域の子どもたちが文化に親しむ環境づくり/NPO法人立川子ども劇場 代表理事 中嶋節子さん

NPO法人立川子ども劇場
代表理事 中嶋節子さん

地域の子どもたちが文化に親しむ環境づくり

団体が創設されてから40年以上。NPOとなってからは10年が経つ、立川の子ども文化活動団体が「NPO法人立川子ども劇場」だ。生の舞台を親子で楽しむ鑑賞活動と、子どもまつりやキャンプなどの自主活動を柱に幅広く活動している。

今回は、「立川市子ども未来センター」で行われた「おやこのわらべうたあそび」のイベント時に伺い、代表理事の中嶋さんに団体の取り組みや、エリアの魅力についてお話を伺った。

具体的に、団体としてどのような活動をされているのでしょうか?

NPO法人立川子ども劇場

1年間に5つの作品を選んで鑑賞します。正会員は3歳からですが、年に一度、0歳から2歳を対象にした作品の鑑賞会も企画し「はじめてのおしばい」を地域の小さい子どもたちに届けています。「みる」活動だけでなく「つくる・あそぶ」活動としてキャンプや、子どもまつりを催します。また、子どもの文化を地域に届けるコーディネーターとして、学校の授業でのワークショップを提案する活動もしています。

現在、会員数はどれくらいなのですか?

NPO法人立川子ども劇場

会員は立川、国立、昭島で、現在140数名になります。原則は親子で入会していただくことになりますが、大人だけの入会も可能ですし、賛助会員も募集しています。「立川子ども劇場」は昨年で、活動を始めてから40年になりました。子どもが3歳か4歳のときに会員になり、高校生、大学生と子どもが大きくなってからも活動を支えてくれている会員の方たちがいるので、ここまで続けてくることができたと思っています。そして、会員として育った子どもたちが大人になり、親になって活動を支えています。

子どもたちに、どんなことを経験して学んでほしいとお考えですか?

そらの劇

生の舞台を見て、演じている人たちの汗や、息づかいを感じ、キャンプやお祭りでワクワクドキドキしてほしいです。自分の頭で考え、自分で行動できる力、仲間と一緒に作り上げる「生の体験」こそが生きるエネルギーになります。子育ての期間、うるさいくらいに子どもが寄ってくる小さいときに、親子でいろいろな経験を積み重ねて心の引き出しをたくさん作っていれば、難しい年齢になったときにも繋がっていけると思います。

キャンプも親子で楽しむものや、大人のための講座なども開かれており、親子で一緒に楽しめるようですね。

赤ちゃん達

「おやこキャンプ」は親子で参加し、大家族のように過ごします。小学校4年生以上が参加できる「子どもキャンプ」は1日の計画や献立なども、子どもたちがお兄さんお姉さんと相談して決めます。テントに泊まる寝心地の悪さや不便さも、親から離れる心細さも解放感も子どもキャンプの醍醐味です。大人のための講座も開いていますが、親子で参加できるものや、幼児を子育て中の母親を対象にしたものが多いです。

「昭和記念公園」でも活動されることがあるそうですね。

NPO法人立川子ども劇場

毎年3月 に開催される「立川マラソン」では、ゴールになるみんなのはらっぱの「キッズコーナー」にブースを出しています。マラソンの応援にきたお子さん向けに、クラフトワークショップなどをやっていますので、遊びにきてください。

NPO法人立川子ども劇場

「とびっきりまつり」というお祭りは、9年前に「昭和記念公園」のみどりの文化ゾーンで始まりました。作年は、同じみどりの文化ゾーンで開催された立川市の「たちかわ楽市」のキッズコーナーを担当し、大学生の団体と一緒に巨大迷路を作りました。他にも今年度は「逃走中!in昭和記念公園」を自然いっぱいの大きな公園の中で楽しみました。

周囲の子どもたちや子育て家族ととても関わりが深いと思いますが、地域にどのように根付いていらっしゃるのでしょうか?

全体写真

NPOになってから会員だけでなく、地域の子どもたちにも活動を届けることを意識するようになりました。先ほどお話した「とびっきりまつり」では、段ボール迷路や、新聞紙プール、等身大紙相撲、自由に工作ができるコーナーを設けるなど、ダンボールをテーマに手作りのお祭りを市民活動団体と協働で開催し、地域の子どもたちがたくさん遊びに来てくれました。中にはリピーターになり、毎年遊びにきてくれる子どもたちもいます。小学校の放課後教室で行ったワークショップには、たくさんの参加者が集まりました。

立川周辺は、「昭和記念公園」をはじめ、こどもたちが生き生きと動き回れる環境も恵まれていますね。

NPO法人立川子ども劇場

「昭和記念公園」は 開園から30年が経ち、木々の緑も深くなって四季折々の自然と身近に触れ合えるところです。おすすめは平日に開園と同時に入ること。誰もいないサイクリングコースを走ると広い公園をひとり占めの気分です。

立川こども劇場 代表理事 中嶋節子さん インタビュー

また、この「立川市子ども未来センター」は、2010(平成22)年に立川市役所が移転後、旧庁舎を改修して造られたものです。テラスが広く、芝生があるため、たくさんの親子が遊びにきます。「立川まんがパーク」と共に他の地域からも注目されています。「とびっきりまつり」の会場をここに移してから、地域の中で顔がつながるおまつりになりました。また、年に数回の「まんがパークまつり」にもクラフトコーナーなどで出店しています。

立川エリアの子育て環境はいかがでしょうか?

赤ちゃんと笑顔のお母さん

立川市は待機児童が少ないと言われています。また、小学校に上がった後も、立川市には子どもたちだけで遊びに行ける児童館がいくつもあります。また、児童館や市内の施設では「子育てひろば」を行っています。「子育てひろば」は、小学校入学前のお子さんとその保護者の方なら、どなたでもご利用いただける自由な居場所で、専属の指導員が、親子の交流のお手伝いや子育て相談に対応しているほか、楽しいイベントや子育て支援の講座も行っています。

立川こども劇場 代表理事 中嶋節子さん インタビュー

駅の周りは新しい施設が次々とできてとても賑やかで多摩の中心となっている地域ですが、一方で地元神社のお祭りが盛んだったりと、地域の良さも残っています。学校の保護者会ではその学校の卒業生がいたり、そのまま立川に住み続けている人がたくさんいます。「結婚をしてもここで子育てを」という人が多いんですね。心地よい人間関係や子育て環境があるからだと思います。

立川こども劇場 代表理事 中嶋節子さん インタビュー

今回、話を聞いた人

NPO法人立川子ども劇場
代表理事 中嶋節子さん

※この情報は2015(平成27)年6月時点のものです。

地域の子どもたちが文化に親しむ環境づくり/NPO法人立川子ども劇場 代表理事 中嶋節子さん
所在地:東京都立川市曙町3-12-14-203 
電話番号:042-526-0731
http://tachikawa-kodomo-gekijo.jimdo.com..





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