オランジェ 工場直売店

オランジェ
オランジェ

2009年夏まで、「矢向」駅前にあった小さなケーキ店「オランジェ」。店主の高野氏は一度は海外への移住を決意し、店を閉めることになったというが、いざ閉店してみると、ファンからの店の存続を願う声や手紙がたいへんな数になったという。「続けてほしい」という切なる声に心を動かされ、高野氏は海外移住の延期を決意。駅前の販売店舗とは別にあった工場の中で商売を続けることにしたという。これが現在の「オランジェ 工場直売店」の成り立ちだ。

「矢向」駅東口から商店街をまっすぐ進み、小泉整形外科の脇道に目をやると、目に飛び込んでくるのは小さなオレンジ色の看板。工房の玄関先にあるのは、小さなショーケースがひとつと4席ばかりの喫茶スペース。人当たりのよい奥さんの接客に迎えられ、世間話にもついつい花が咲いてしまう。

オランジェ
オランジェ

高野氏はもともとフランス料理の名店などに籍を置き、洋菓子のみならず料理の腕も磨いていた。その後、パティシエへの道を目指し、まずあえて「フルーツの専門店」へ就職。そこで果物に対する知識を高めていったという。

自身の店として初めて開店したのが「矢向」駅前の「オランジェ」だ。こじんまりとした店のなか、シンプルで手作り感あふれる優しいケーキが並び、地元の人を中心に愛されていた。そして惜しまれつつの閉店。工場直売店開店までのくだりは前述の通りだ。

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