大戸こども文化センター

「大戸こども文化センター」は、JR南武線「武蔵中原」駅と「武蔵新城」駅の中間に位置する住宅街にあり周辺には「大谷戸小学校」「宮内小学校」「大戸小学校」「宮内中学校」「西中原中学校」など、5つの小・中学校が点在している。周辺には「等々力緑地」をはじめ、「宮内公園」や、JR「武蔵新城」駅近くの「西公園」など、子どもがのびのび遊べる公園が多いことも特長だ。子どもが多いエリアだけに“子どもたちを地域で育てる”取り組みにも積極的で、「大戸こども文化センター」も、その一翼を担っている。

「大戸こども文化センター」1階には、ボール遊びや卓球など体を動かして遊べる「集会室」や、宿題等ができる「学習室」、いろいろなゲームで遊べる「遊戯室」や「図書室」がある。また、事務室前には、おやつやお弁当を食べられる「飲食コーナー」も設けられている。2階には0歳児から未就学児までと、その保護者のための「幼児ルーム」があり、授乳室やトイレ、小さな子ども向けの遊具が用意されている。そして敷地内には、外遊びも楽しめるように広場も設置されている。

とても広い館内だが、子どもたちで「パトロール隊」を構成し、館内のルールポスターを作って、みんなが気持ちよく施設を利用できるよう工夫も行っているという。もちろん、子どもたちの自主的な活動を促すのにも一役買っている。2階へ上がる階段に飾られている絵は、施設の近くにある「西中原中学校」のデザイン工芸部に描いてもらったもの。こういった子どもたち自らの活動によっても、「大戸こども文化センター」は成り立っているのだ。

「大戸こども文化センター」を利用するのは小・中学生が中心ではあるものの、幅広い年齢層の人たちが利用している。たとえば、午前中は乳幼児とそのお母さんたちを中心に2階の「幼児ルーム」が賑わい、午後の子どもたちがまだ学校にいる時間帯は一般の人たちが「集会室」を利用する。そして、学校が終わると子どもたちが次々とやってきて1階の各フロアが賑わう。平日でも100人近くの子どもたちが来館するそうだ。「こども文化センター」という名前ではあるが、地域に住む人たちに広く親しまれている施設なのだ。

面白いのは、これら一般的な子育て支援活動に加え、お母さんたちによる自主企画イベントが盛んに行われていることだ。「等々力緑地」でのサンドイッチパーティー、「子ども夢パーク」での焼き芋、「ぐらす・かわさき」のコミュニティ・カフェでのピザ・パーティーと、楽しい企画が盛りだくさんなのだ。

「大戸こども文化センター」では、毎年「こどもまつり」や「年末の大掃除」、「昔あそび&おもちつき」などのイベントを開催している。「年末の大掃除」では、大人に交じって子どもたちも「ピッカピッカ隊」を結成して参加し、子どもたちにとっては大人の人たちと一緒に活動することで社会性が磨かれ、大人にとっては地域の子どもたちと触れ合うことができる。

「大戸こども文化センター」では、子どもだけが利用するだけでなく、地域の大人と子どもが一緒に遊んだり活動したりする時間を共有する場としたいと願っている。大人も子供も関係なくイベントなどに参加すれば、地域住民の間に信頼関係が育まれると同時に、地域の大人たちにとっても自然と子どもたちを見守る気持ちが生まれるからだ。

しかしイベントの企画は、子どもが興味を持つ内容なら何でもやればいいというのではない。子どもたちがイベントや活動に参加することで、“学び”につながるよう、つねに「子どもの何を育てるか」を考える必要があるからだ。中でも、“命の大切さや優しさを育む”ための活動に力を入れていきたいと言う「大戸こども文化センター」。地域の絆、子ども同士の絆、年齢層を超えた絆、そして命の大切さ、この世に生きていくために大切なことをたくさん教えてくれる施設だ。

大戸こども文化センター
所在地:神奈川県川崎市中原区上小田中2-24-1 
電話番号:044-777-6580
開館時間:9:30~21:00(日曜・祝日9:00~18:00)
休館日:12月29日~1月3日
http://www3.kawasaki-shiminkatsudo.or.jp..



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