美味物問屋 うれしたのし屋

うれしたのし屋
うれしたのし屋

魚屋が営む海鮮居酒屋、というスタイルは時々見かけるが、追浜の商店街裏にある「うれしたのし屋」はそのさらに上をいく、中卸業者による海鮮居酒屋。首都圏随一の名漁港・三崎市場の鮮魚部門に入札権を持ち、首都圏を中心に数十店舗の飲食店に毎日魚を配送している「三浦かっ飛び水産」と同じ経営だ。

その卸業者が直営する店舗であるから、「うれしたのし屋」の自慢は何と言っても鮮度抜群の刺身。最も低価格の刺身盛りでさえも、写真のような圧巻のボリュームで、初めて訪れたならば度肝を抜かれることだろう。

うれしたのし屋
うれしたのし屋

三浦沖の地魚と言えば、築地などではけっこうな値で取引をされている高級魚。特に鯛やサバなどが有名だが、その他にもヒラメ、スズキ、カンパチ、ブリなど青魚系を中心にいずれも評判が高い。

三浦でもひときわ大きな三崎市場には、早朝から操業している漁船が午前中には港に戻り、昼前には競りが行なわれ、午後一番に店へと配送される。だから、この店の刺身は大半が、その日の朝に競り落とした獲れたて・ピチピチの魚ということだ。

撮影日の「うれし盛り」には金目鯛とマコガレイを中心に、メダイ、カンパチ、ハマチ、バチマグロ(中トロ、赤身)、生シラス、などが盛り込まれていた。これで2,079円というのだから、その営業努力には頭が下がる。普通の居酒屋であれば、おそらく2倍ぐらいの値段ではないだろうか。もちろん鮮度の良さは抜群。プロが太鼓判を押した物しか出さないため、どんな時期に訪れても、旬の地魚を満喫できるだろう。

なお、時化(しけ)が続いたり不漁が続いたりすると、刺身メニューは一切品切れにしてしまうそうだ。もちろん冷凍で調達することも出来るはずだが、こんな潔さも、「本当に美味しい魚でなければ出したくない」という、魚屋のプライドである。

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