段葛 こ寿々(だんかずら こすず)

鎌倉駅東口を出るとすぐにバス通りにぶつかる。そこは由比ケ浜海岸と鶴岡八幡宮をむすぶ南北に伸びた幅広い道路「若宮大路」で、その中央には石造りの大きな鳥居と、八幡宮へつづく参道があるのだが、一段高く敷石を積み作られた部分が「段葛(だんかずら)」(別名 置き石)とよばれている。

段葛は、将軍源頼朝の夫人、北条政子が二代将軍頼家を懐妊した際に安産祈願してつくられたのだそう。そして鎌倉時代、この参道が街の中心となり幕府は発展していった。

その若宮大路途中に、大正末期建築の2階建て木造建物を改装した風情のあるそば屋がある。熟練の職人による、本格的な「手打ちそば」、もっちりとした独特の食感と香りが楽しめる「わらびもち」が人気の『段葛 こ寿々(だんかずら こすず)』だ。

ここのそばは契約栽培された信州産のそば粉を自家製粉しているという。更に昔ながらの製法を大事に守り打っているので、そば本来の香りが楽しめ、細めの麺の歯ごたえと喉越しがたまらない。

笑顔がやさしい女性の店員さんにこの店の一番人気を聞いてみた。「やはり、こすずそばでしょうか。揚げ玉や刻み海苔、数種類の薬味とおそばを楽しめますよ。最後にわらびもちで〆るという方が多いです。このわらびもちは国産の本わらびもち粉を100%使用した贅沢な一品です。鎌倉名物とおっしゃって頂きご進物に使われる方も多いんですよ。」とのこと。

お昼時間は観光客で賑わうが、2時も近くなれば人もまばらになると言う。2時過ぎ丁度散策途中の休憩に立ち寄ったらしい観光客の間に、地元住民 と思われる粋な大人達をみかけた。酒を飲みつつ、たたみいわしや、だし巻き卵をつついていた。

鎌倉を知り尽くした人たちにも愛される味。段葛こ寿々の本物にこだわるという妥協なき姿勢は、これからも多くの人を惹きつけ続けるに違いない。

段葛 こ寿々(だんかずら こすず)
所在地:神奈川県鎌倉市小町2-13-4 
電話番号:0467-25-6210
営業時間:11:30~18:30
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
http://www.kamakuratoday.com/meiten/kosu..



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