SPECIAL INTERVIEW
名古屋市立大学

名古屋市立大学
入試広報課 曽根康信さん、西澤知子さん

先進的な取り組みで注目される
開校65周年を迎えた市立大学

様々な取り組みや活動を行い、地域と共に歩んできた「名古屋市立大学」。今年度、開校65周年を迎えた大学では、6学部7研究科、約4,500人の学生が勉学に励んでいる。今回は、入試広報課の曽根康信さんと西澤知子さんに、大学の概要や地域とのかかわりについて、お話を伺った。

最初に、大学の沿革について教えてください

本学は、1884(明治17)年設置の名古屋薬学校と1943(昭和18)年設置の名古屋市立女子高等医学専門学校を源流とし、1950(昭和25)年に開学した公立総合大学です。当時、学校設立の一翼を担った初代学校長・戸谷銀三郎氏の銅像が、正門を入ったすぐの所に建てられています。その後、1964(昭和39)年に経済学部、1996(平成8)年に人文社会学部、芸術工学部が設置され、総合大学としての色合いがより強くなりました。1999(平成11)年には、1943(昭和18)年設立の「名古屋市民病院附属看護婦養成所」以来の歴史を持つ看護学部、2000(平成12)年に大学院システム自然科学研究科が設置され、現在は6学部7研究科からなる大学となりました。

大学の概要についてお伺いできますでしょうか

「名古屋市立大学」には、地下鉄桜通線「桜山」駅を出てすぐの所にある「桜山(川澄)キャンパス」、駅から西へ徒歩12分の場所にある「滝子(山の畑)キャンパス」、「瑞穂区役所」駅から徒歩15分の場所にある「田辺通キャンパス」、千種区にある「北千種キャンパス」の4つのキャンパスがあります。「桜山(川澄)キャンパス」には、医学部とその附属病院、看護学部があり、白衣を来た学生たちが勉学と実習に励んでいます。「滝子(山の畑)キャンパス」には、経済学部、人文社会学部、システム自然科学研究科があり、全学部の1年生はここで教養教育を受けます。「田辺通キャンパス」には薬学部が、「北千種キャンパス」には芸術工学部があります。

学生数は約4,500人おり、何万人というような大規模な学生数の大学と比べると、学部ごとの人数が抑えられており、教員との距離が近く、実直に勉学に励むことができると思います。

特徴的な活動がありましたらお教えください

2013(平成25)年、文部科学省からの補助を得て立ち上がった「なごやかモデル」 は本学が力を入れて取り組んでいるプロジェクトのひとつです。医・薬・看護学部が名古屋学院大学、名古屋工業大学と連携し、名古屋市内にある団地を中心に人材育成拠点を形成し、高齢者が最期まで住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができる「エイジング・イン・プレイス」社会を支える未来医療人材を育成しています。

そのほか、芸術工学部の教員と学生たちによる「ホスピタルアート活動」があります。子どもの患者が、気持ちを和ませることができるように…と、「名古屋市立大学病院」の小児科待合室や病棟に絵を描いています。柱や扉、壁など所狭しと描かれた絵は、子どもたちの不安を和らげ、前向きに治療に取り組む一助となっています。

医療への貢献としては、産官学連携で医療機器の製品化につなげる研究を行う「医療デザイン研究センター」も「桜山キャンパス」内に設置されておりますが、同センター開設以前にも患者の負担を軽減し、かつ使いやすい「新型喉頭鏡」の開発などの取組みをしています。

地域とのかかわりについてお聞かせください

学生達は地域貢献活動も積極的に行っています。人文社会学部では、近隣の「名古屋市博物館」と社会調査実習による連携事業に端を発した活動が、現在では「名古屋市博物館サポーターMARO」という学生サークルの発足につながり、文化財を活用したまちづくり、市のシンポジウムなどで意見交換を行うなど活動展開した結果、河村名古屋市長から「文化財活かし隊」に委嘱されました。毎年夏に名古屋市博物館が開催する「はくぶつかんなつまつり」では、地域の方に気軽に足を運んでもらうため、ナイトミュージアムや博物館脱出ゲームなど学生ならではの視点による体験型イベントを企画・運営し、好評を得ています。

学生以外にも学術の門戸は開かれているのでしょうか

「名古屋市立大学」では、1講座500円で6学部7研究科が市民向けの講座「市民公開講座」を毎年秋頃に開講しています。また「学びなおし講座」も充実しており、医学研究科では「医療・保健 学びなおし講座」と称し、医療従事者の復職支援や医療の進歩に対応できる知識と技能の向上をめざした講義や実習を行っています。

ユニークな取り組みとしては、二つの「サイエンスカフェ」があります。一つはシステム自然科学研究科による「サイエンスカフェ in 名古屋」です。大学のキャンパスではなく、矢場町の「ナディアパーク」にあるイベントスペースで教員が講師となり、コーヒーを片手に自然科学について気軽に語り合うことができる集まりで、2015(平成27)年6月には第100回を迎える人気企画となっています。もう一つは人間文化研究科の「Human&Socialサイエンスカフェ」です。桜山キャンパスにあるカフェ「サクラ サイド テラス」で、人文・社会科学を専門としている教員が、みずからの研究内容をできるだけ分かりやすくお話し、参加者と対話し議論していこうという企画で、コーヒーや紅茶をいただきながらの和気あいあいとした会になっています。

最後に、大学の校風について教えてください

「名古屋市立大学」は公立大学ということもあり、名古屋市内など近郊から通う学生が多く、地域とともに発展してきた色合いが強い大学です。地元のことをとても大事にする学生が多いのが特徴で、自分たちの学びをどう生かせば地域貢献になるのかを考えています。医療分野であれば、高度かつ安全で開かれた医療をどう地域に還元できるかということがポイントとなっており、「名古屋市博物館」と連携した活動も、地域の文化財をみんなで守りたいという思いが発端になっています。学生や教員が行う数々の活動から、その一端を垣間見てもらえるのではないかと思います。

「名古屋市立大学」のキャンパスは瑞穂区内に多く点在しており、まさにこの地域一帯が学生たちの学び舎となっています。よりよい地域発展のために、これからも地域と共に歩んでいきたいと思っています。

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今回、話を聞いた人

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入試広報課 曽根康信さん、西澤知子さん

※2015(平成27)年4月実施の取材にもとづいた内容です。 記載している情報については、今後変わる場合がございます。

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所在地:愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1 (桜山(川澄)キャンパス)
http://www.nagoya-cu.ac.jp/





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