人とのつながりをつくり、街をつくり、未来をつくる/特定非営利活動法人 TSUGAプロ(千葉県)
2024(令和6)年10月6日(日)、千葉県若葉区都賀にある「美しの森公園」で「つっがフェスタ2024」が開催された。雨天順延のため開催日が変更となったが、来場者数は前回から1,000人増と好結果となった。手探りで準備を進めた第1回目で学んだことは大きく、今回の開催ではスケールアップしながら運営サイドには余裕も生まれたという。
そんな「つっがフェスタ」の開催に至るまでの経緯や想い、そして会場となっている都賀の街について、つっがフェスタ実行委員会の新井ありささんにお話を伺ってきた。
都賀の子どもたちのために、熱い思いを持った大人が集まる
――まず、「つっがフェスタ」開催に至るまでの経緯から聞かせていただけますか?
新井さん:「千葉市立北貝塚小学校」でPTAの役員をしていたときに、子どもたちが小学校の50周年式典に向けて“地域に感謝の気持ちを伝えよう”と準備を進めていることを知りました。その純粋な気持ちがうれしくて、それに応える意味でも、地域で暮らす大人として何かしてあげたいなと思ったことがきっかけです。
当初はPTAのメンバー数人だけでしたが、活動に賛同してくださる方が増えていき、気づけば現在仲間は20人以上になりました。そして“世代を問わずご近所同士がつながれるまち”をコンセプトにしたイベント「つっがフェスタ」の開催を目指すことになったのです。
――2023(令和5)年に第1回目、2024(令和6)年で2回目の開催となりましたが、何か変化はありましたか?
新井さん:昨年は1,500人の方に来ていただきましたが、今年はさらに増えて最終的な来場者数は2,500人でした。雨天順延での開催となり、それがどう影響するのか少し心配していただけにこの結果は本当にうれしかったです。

――「つっがフェスタ」には主にどのようなプログラムがあるか教えていただけますか。
新井さん:主なプログラムは地域の子どもたちによるダンス、和太鼓チームなどのステージパフォーマンスに加え、キッチンカー、ハンドメイド作品の販売ブースがあります。

新井さん:また、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOさんとの企画で、ビンゴ大会、スタンプラリー、ワークショップなどを提供する「こども商店」も開催しています。子どもたちは、事業内容を決めるところから店舗デザイン、仕入れまでを担当し、その労働の対価として、イベントで使用できる地域通貨「つっが」をもらうという仕組みです。ZOZOさんに勤めている方がPTAにいらっしゃり、“面白いことができたらいいね”と話していたことが実現したかたちです。

地元の人々を中心に、自然と増えていく「つっがフェスタ」の仲間たち
――「つっがフェスタ」の運営には、どのような方が携わっているのですか?また、どういった経緯で活動に参加されるようになったのかについても教えてください。
新井さん:メンバーは地元の方が中心です。生まれ育ちも都賀という方もいますし、都賀に移り住んできたという方もいます。それぞれ背景は違っても、“街をもっと明るくしよう”“楽しいことをしよう”という気持ちを持った方が自然と集まりました。大人が楽しくしていれば、子どもも自然と楽しくなるものです。そして子どもが笑顔であれば大人もうれしくなりますし、もっともっとよい街になるのではないかなと思います。
――ハンドメイド商品やフードの販売、またステージパフォーマンスの出店・出演者というのは地元の方が多いですか?
新井さん:そうですね。特にキッチンカーについては、SNSでイベントを告知したらすぐに“ぜひ参加させてくれませんか”とたくさんのオファーが届きました。「『つながる』ことを掲げているため、この街で活動されている方を中心に選定しましたが、都賀のことが好きで応援したいという方であれば、基本的にはどなたでも大歓迎です。

――来場される方は、どのような方が多いでしょうか。また、来場された方の反応、また反響はいかがですか。
新井さん:子どもからお年寄りまで幅広い方に来ていただけました。子どもだけのグループもありましたし、ご家族で来場されているケースも多かったです。
「つっがフェスタ」があるから都賀に戻ってきたという方もいらっしゃいました。多くの方が笑顔で、楽しそうにされていましたが、この光景こそ私たちが求めていたものでした。キッチンカーで忙しそうにされている方も、いつもとは異なる環境の中で地域の方とふれあい、笑顔だったのが印象的でした。手探りで運営していた第1回を経て、第2回は地元の消防団が“見回りをするよ”と言ってくれました。第3回は、さらに仲間が増えているかもしれませんね。
――今後の「つっがフェスタ」で、特に力を入れていきたいこと、取り組んでいきたことはありますか?
新井さん:今後も思いやりのある街を目指し、子どもたちが中心のイベントとして回数を重ねていきたいですね。現状、地域通貨「つっが」は「つっがフェスタ」だけでしか使えませんが、今後はイベントの枠を越え、各商店で使えるようにしたいと考えており、その実現に向けて動いているところです。

新井さん:来場者はこれからさらに増えていくことになると思いますが、会場は変えるつもりはないので規模の拡大には限界があります。そこで考えているのが「ミニマルシェ」の開催です。子どもたちが集まれる機会を、もっとつくれたらなと考えています。
挑戦したいこと、やってみたいことは、他にもたくさんあります。「つっがフェスタ」はまだまだ進化していきますが、どこかのタイミングで、成長した子どもたちが手伝ってくれるようになればと期待しています。
悠久の歴史と人の温かみを感じられる都賀エリア
――お話を伺っていると、都賀エリアに対し熱い想いを持った方が多いように感じます。都賀エリアの特徴や、自慢できることを教えてください。
新井さん:やはり、県内唯一の特別史跡「加曽利貝塚」があることですね。行くたびに、子どものときには気づかなかった面白さを感じます。また、大昔から人々が暮らしていたという実感を得られる「加曽利貝塚博物館」もおすすめです。また、そのような歴史だけでなく現在に目を向けても、人の優しさや思いやり、温かいつながりが感じられることも魅力です。

――最後に、都賀エリアに暮らすことを検討されている方に一言いただけますか?
新井さん:さまざまなところで子どもたちを気にかけてくれる大人が多く、ファミリーにとって住みやすい街だと思います。時代とともに人々の暮らしや価値観が変わったとしても、この街の良さをしっかりと残し、次の世代に伝えていきたいですね。

特定非営利活動法人 TSUGAプロ
つっがフェスタ実行委員会 運営委員 新井ありささん
所在地:千葉県千葉市若葉区西都賀4-1-10
URL:https://tsuga-pro.jimdofree.com/
※この情報は2024(令和6)年12月時点のものです。
人とのつながりをつくり、街をつくり、未来をつくる/特定非営利活動法人 TSUGAプロ(千葉県)
所在地:千葉県千葉市若葉区西都賀4-1-10
https://tsuga-pro.jimdofree.com/








