一棟丸ごとリノベーションしたマンションのメリットとは?

社宅や賃貸マンションとして利用されていた建物を丸ごと一棟買い取り、内装だけなく共用部分や外観にまで大幅に改善を加えたリノベーションマンションが登場しています。今後も増えていくことが予想されているので、そのメリットを整理しておきましょう。

建て替えのコストがかからず、環境にもやさしい

もともと社宅や賃貸マンションとして利用されていた建物全体に大がかりな改修を加えて、分譲マンションとして販売する一棟丸ごと「リノベーションマンション」。建物の利用目的が変更される理由は経済環境の変化や企業の福利厚生方針の変更など様々ですが、建物の寿命がまだまだ残っている場合は取り壊して建て替えるよりも大幅にコストダウンができ、環境にもやさしい住宅提供ができるということから、注目が集まっています。

リーズナブルな価格で、好立地の物件も多い

リノベーションマンションは、もともと住宅として利用されていただけに、立地も好条件のケースが多い事が特長のひとつ。また、建築のコストがかかっていない分、同じエリアにある新築物件と比較するとリーズナブルな価格設定になっているはずです。新築物件は入居するとその瞬間から資産価値が大きく下がることが一般的ですが、もともとリーズナブルな評価をされているリノベーション物件は、購入後も資産価値の目減りが少ないと考えることができます。

住戸内だけでなく、共用施設の更新もできる

建物全体をリノベーションするということは、エントランスやエレベーター、廊下や屋上防水、外壁塗装などの共用部分の更新を行うという意味でもあります。通常のリフォームや、住戸単独でのリノベーションでは個別の部屋の価値を高めることが可能ですが、共用施設を更新することは大規模修繕か全体リノベーションでないと実現できません。エントランスにオートロック機能を追加するといった改装は大規模修繕でも実現することはコスト面からも難しいと考えられます。もちろん、キッチンやバスなどの水回り、インターネット対応など住戸内も最新仕様への更新が行われます。

マンションで10数年に一度行われる大規模修繕と同等、もしくはそれ以上のメンテナンスを行って、なおかつ各住戸内の設備仕様も最新の仕様に更新したものがリノベーションマンションだと考えるとわかりやすいでしょう。新築と中古、それぞれのよさを兼ね備えた新しい選択肢、それがリノベーションマンションともいえそうです。

       







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