一戸建ての現地見学 ~モデルハウス編~

風薫る五月、ゴールデンウィークから初夏にかけてはマイホームの現地見学にもうってつけのシーズンです。今回は、一戸建てならではの注意ポイントについて、ご紹介しましょう。

モデルハウスでチェックできるもの、できないもの

現地でのモデルルーム見学は、マイホームへの夢を膨らませるだけではなく、間取り図面からはわからない細かな部分も体験できる重要なチェックの機会でもあります。マンションでは現地のそばに建てられる「仮設モデルルーム」のケースと、完成した建物の中の住戸を使用した「棟内モデルルーム」の2タイプがありました。建売一戸建て住宅の場合は「仮設」というケースはほとんどありません。他の住戸よりもいち早く建てられた「モデルハウス」も、最終的には販売される“ホンモノ”の住戸を使用するケースがほとんどです。ただ、一戸建ての場合は敷地や間取りプランが全ての区画で違っているので、自分の希望住戸とモデルハウスには違いがあることを前提にチェックを行う必要があります。

内装や設備仕様はモデルハウスでチェックできる

モデルハウスではキッチンやバスルーム、トイレなどの設備・仕様、ドアや壁紙の素材と質感、キッチンのIHクッキングヒーター、浴室乾燥機といった設備も確認することができるでしょう。キッチンカウンターの幅や、トイレの広さも住戸によって違うこともありますので、「モデルルームで見た時と実物が違う!」とならないように間取り図を見ながら確認しましょう。また、階段の段差や吹き抜け空間の開放感、浴室の窓など一戸建てならではポイントもチェッできるはずです。階段の上り下りや扉の開け閉めは実際に行ってみるといいでしょう。設備の中にはオプション仕様で作られているものもあります。「参考商品」といった注意書きが貼られているケースもありますが、何がオプションなのか料金はどれだけ違うのかも確認しましょう。太陽光発電や給湯システムなどエコ設備の有無も確認しておきましょう。

外観や敷地配置、道路付けや方位も確認

住宅の外にも目を向けてみましょう。屋根の色合い、壁の質感など外観イメージも気になるポイントです。太陽光発電を考えているのであればパネルの設置が出来るかどうかも確認しておきましょう。一戸建ての重要なメリットでもある庭や駐車スペースなど敷地全体のチェックも大切なポイントです。隣戸との間隔や日当たり、方位や眺望なども自分の目で確かめておきましょう。
そのほか、周辺の環境についてはマンションと同様に生活施設や通勤・通学路の安全性を確かめておきましょう。マイカーを利用する予定であれば、幹線道路から住戸までの道路付けや、駐車のしやすさも実際にクルマを走らせてチェックしておくと安心です。

       







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