今さら聞けないマンション用語7

マンションを買う前に、ぜひ知っておきたい用語を集めました。情報収集やモデルルーム見学の際に参考にしてください。

●二重サッシ
窓をサッシごと二重にしていること。ひとつのサッシでガラスを二重にした複層ガラス(ペアガラス)は断熱面で効果が高いが、二重サッシは遮音性を高める目的が大きい。幹線道路に面した住戸などに採用されることが一般的。

●ボイドスラブ
床のコンクリート(スラブ)は20cm程度が一般的だが、これを25cm以上の厚さにして円筒状の空洞を設ける工法のこと。スラブの重量を軽くしながら強度や遮音性能を高めることができ、小梁のないフラットな天井にしやすくなる。

●小梁
マンションの構造で一般的なラーメン構造は縦方向の柱と横方向の梁で建物を支えるが、柱とつながった梁を大梁、つながっていない梁を小梁という。小梁は床スラブのたわみを防ぎ、床の遮音性を高める役目を持つ。

●複層ガラス
一つのサッシでガラスを二重にし、ガラスの間にガスを注入したり真空にしたもの。ペアガラスともいう。一枚のガラス(単板ガラス)に比べて断熱性が高く、結露しにくい。

●Low-Eガラス
複層ガラスの内部に金属膜をコーティングしたもの。室内の暖かい熱を逃がしにくくした断熱タイプや、太陽の熱線をカットする遮熱タイプがある。

●モデルルーム
マンションを完成前に販売する場合に、実際の住戸の内部をイメージできるように再現した部屋のこと。販売センターの中に代表的なタイプのモデルルームを1戸~3戸程度設置するケースが多い。家具なども設置されているので、コーディネートの参考にもなる。

●ユーティリティ
家事をするためのスペース。キッチンや洗面室の横に設置されることが多い。アイロンがけやミシン作業などができるよう、小さなテーブル状の台が置かれているのが一般的。

●浴室暖房乾燥機
浴室の暖房や洗濯物の乾燥などを行うため、天井に組み込まれた機器のこと。浴室の乾燥もできるので、カビ防止にも役立つ。最近のマンションにはほとんど設置されており、ミストサウナ機能付きのケースも少なくない。

●ライトコート
採光のために設けた中庭のこと。ライトコートに面するように浴室やキッチンを配置することで、窓を付けることができ、通風をよくすることもできる。

●印紙税
売買契約や住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約)の際に、契約書に印紙を貼ることで納税する税金。契約書の記載金額に応じて税額が決まり、記載金額が1000万円超5000万円以下の場合の税額は売買契約で1万5000円、金銭消費貸借契約で2万円。

●登録免許税
住宅を買うときの所有権などの登記に必要な税金。土地・建物ごとに登記が行われ、土地の所有権移転登記は評価額の1%、建物の所有権保存登記(新築の場合)は同じく0.15%、住宅ローンの抵当権設定登記は債権額(借入額)の0.1%がかかる(税率はいずれも軽減後)。

●不動産取得税
住宅を買うときに一度だけかかる税金。入居してしばらくすると自治体から納付書が届く。税率は土地・建物とも評価額に対して3%だが、床面積50平方メートル以上など一定の条件を満たせば軽減を受けられる。

●固定資産税
毎年1月1日時点で土地・建物を所有している人にかかる税金。税率は評価額に対して1.4%(標準税率。市町村により異なる)で、土地・建物それぞれに一定の軽減措置がある。

●都市計画税
固定資産税と同様、土地・建物の所有者に毎年かかる税金。税率は0.3%(最高税率。市町村により異なる)で、土地は評価額の軽減を受けられる。市町村によっては建物分の軽減が受けられる場合もある。

今さら聞けないマンション用語7

       







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