今さら聞けないマンション用語 水まわり設備編

マンション購入を考えるときに、ぜひ知っておきたい用語集。今回は水まわりの設備を中心に解説しましたので、情報収集やモデルルーム見学の際に参考にしてください。

 

●アイランド型キッチン
流しや調理台の全部または一部を島状に壁から離し、キッチンの中央に設置するタイプ。家族や知人同士で調理作業をしやすいが、魚を焼いたときの臭いなどがこもりやすい。スペースに余裕のある住戸で採用されることが多い。

●オープンキッチン
LDとの間に壁がなく、LDKが一体となるタイプのキッチンのこと。キッチンカウンターを壁沿いに設置するケースや、島状(アイランド型)あるいは半島状(ペニンシュラ型)に設置するケースがある。家族一緒に調理作業したり、子どもの様子を見ながら作業がしやすいが、音や臭いがLDに籠もりやすい面は否めない。

●ワークトップ
キッチンの作業台のこと。「カウンタートップ」「天板(てんばん、てんいた)」ともいう。「身長÷2+5cm」が高さの目安とされる。素材はステンレスや人造大理石などが代表的。高さや仕様を選べるマンションも少なくない。

●ディスポーザー
生ゴミ処理機。キッチンのシンクの排水口に生ゴミを入れ、ふたをしてスイッチを入れると粉砕して処理槽に流し込む。ゴミ出しの日まで生ゴミを貯めておく必要がないので、夏でも不快な臭いが発生しにくい。

●食器洗浄乾燥機
汚れた食器を自動的に洗浄・乾燥する住宅設備。キッチンの調理台の下などに組み込むタイプが主流。マンションを買えば標準で設置されているケースもあるが、有償のオプションで設置しなければならない場合も多い。

●IHクッキングヒーター
電気熱源による磁力線で発熱させるタイプのキッチンコンロ。IHはInduction Heating(電磁誘導加熱)の略。火を使わないので紙や布への燃え移りがなく、フラットな形状なので掃除がしやすい。ただし底が丸い中華鍋や直火用の焼き網などは使えない。

●足元温風機
キッチンのカウンターや洗面台の下部に収められた暖房機。足元から温風が吹き出すので、冬期の足の冷えに効果がある。足でスイッチを押せるなど、簡単に操作できるタイプが多い。設置には配線などの工事が必要となる。

●耐震ラッチ
キッチンの吊り戸棚などの扉が、地震の際に開いて食器などが飛び出さないよう工夫された掛け金のこと。扉を開けるときは一度軽く押してから開けるタイプが多い。

●ユニットバス
浴室の床や壁、天井から浴槽、水栓器具までセットにし、防水性の高い材料で一体成型した浴室のこと。ほとんどの製品に浴室暖房乾燥機が組み込まれており、最近ではサウナ機能や浴室テレビを付けているケースも少なくない。

●バスタブ
浴槽のこと。材質にはFRPや人造大理石、ステンレスなどがあり、縁が丸みを帯びたラウンドタイプや貝のような形のシェルタイプなど形状もいろいろ。最近はバスタブ内で足が伸ばせる大型のタイプを採用するケースが増えている。

●ミストサウナ
霧状の蒸気が吹き出すサウナ設備。最近は浴室にミストサウナ機能を付ける物件も目立つ。肌や髪への負担が小さく、のぼせにくいのが特徴。蒸気の粒子が小さく、濡れた感じがしないので浴室で読書もできる。

●浴室暖房乾燥機
浴室の暖房や洗濯物の乾燥などを行うため、天井に組み込まれた機器のこと。浴室の乾燥もできるので、カビ防止にも役立つ。最近のマンションにはほとんど設置されており、ミストサウナ機能付きのケースも少なくない。

●ダブルボウル
洗面化粧室の洗面ボウル(水や湯を貯める部分)が2つ付いているタイプ。朝の忙しい時間帯でも2人同時に化粧や身づくろいができる。

●スロップシンク
バルコニーなどに設置される深型の流し。泥の付いた野菜や掃除道具、靴などを洗うのに重宝する。間取り図では「SK」という略語で表示されるのが一般的。

●温水洗浄暖房便座
温水で便器を洗い流すタイプの便座。暖房機能や温風乾燥機能が付くほか、ビデ機能やマッサージ機能付きも多い。自動で便座のフタが開くタイプや、脱臭装置が付くなど高機能化しており、汚れが貯まりにくく掃除がラクなタイプもある。

 

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