新築マンション購入の決め手1位は「日当たりのよさ」

新築マンション購入者に対する調査によれば、購入の決め手となったポイントの1位は「日当たりのよさ」だそう。興味深い調査結果も発表されているので、詳細をみていきましょう。

2013年に新築マンションを購入した約5500人への調査

リクルート住まいカンパニーが発表した「2013年首都圏新築マンション契約者動向調査」は、2013年に新築マンション購入契約を結んだ5518名に調査を行ったもので、平均購入価格は2001年の調査開始以来最高金額の4168万円となったようです。また、購入物件の所在地エリアとしては東京23区の割合が増加し4割を超えたことも特徴として挙げられています。

購入の決め手のなったポイント、1位は「日当たりのよさ」

購入の決め手となった物件スペックをたずねた質問では、1位が「日当たりのよさ」約41%となっており、毎年トップの項目となっています。2位は「収納スペース」、3位は「リビングの広さ」とトップ3の項目は変化がなく、居住性能を重視してマンションを選択している様子が浮かんできます。以下、上位のポイントをご紹介しましょう。( )内は前年順位です。
1位 日当たりのよさ 40.7%(1位)
2位 収納スペース 29.1%(2位)
3位 リビングの広さ 24.1%(3位)
4位 住戸からの眺望 23.1%(6位)
5位 角部屋 22.3%(5位)
6位 地震対策 19.9%(4位)
7位 全体の高級感 18.2%(7位)
8位 大規模物件 17.1%(9位)
9位 床暖房の採用 15.9%(10位)
10位 キッチンの設備 15.3%(8位)
4位には「眺望」が浮上している点にも注目です。東京23区での購入者が増え、高層マンションが林立する中で眺望への注目度が一層高まったのかもしれません。

中古マンションも並行して検討するケースが4割以上

購入を検討する際に、中古マンションを並行して考えていた人は44.2%と高い割合を占め、増加の傾向も示しています。新築一戸建てが24.8%、中古一戸建てが7.3%なので、中古マンションが突出している状態です。2013年の調査では東京23区での購入者が増える傾向がみられたので、立地や利便性を重視すると、新築マンション以外に中古マンションも競合物件として検討するケースが多いのでしょう。人口の減少が始まり都心部への一極集中の傾向が強まることや、リノベーション物件の普及も予測されることから、今後も中古マンションの存在感は強まっていくかもしれません。

※リクルート住まいカンパニー「2013年首都圏新築マンション契約者動向調査」
http://www.recruit-sumai.co.jp/data/140312_new-built-condominium-shutoken.pdf

       







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