「薪ストーブ」のある暮らしが静かなブーム

暖かさはもちろん! それだけではない薪ストーブの楽しみ方

薪(まき)ストーブの魅力として挙げられるのはその暖かさ。薪が燃える炎から出る熱だけではなく、鋳物で造られたストーブ本体から出る輻射熱が、遠赤外線効果でカラダの芯までポカポカにしてくれます。ストーブが黒く塗装され、表面がデコボコに加工されているのは輻射熱を、より多く放出するための工夫です。

薪ストーブイメージ

この熱をクッキングに利用するのも楽しみのひとつ。ストーブトップに鍋を置いてシチューやカレーなどの本格的な煮込み料理をつくりことができますし、おでんの煮込みにも良さそう♪

炉内ではピザやクッキーを焼いたり、リンゴを乾燥させてドライフルーツをつくるといった楽しみ方もできます。

クッキングにも利用でき、薪割り自体も楽しみのひとつ

燃料として使う薪を用意すること自体も楽しむ方が多いようです。専門店ではすぐに使用できる薪も販売されていますが、自分で薪割りを行い、自宅の薪置き場で乾燥させることもできます。

自分で割った薪はすぐに使えるわけではなく、1年程乾燥させる必要があります。また、薪割りは大変な肉体労働でもありますが、斧やノコギリなど専用ツールを揃え、休日には薪割りをする…。あえて手間暇をかけて作業を行うことが“薪ストーブのある暮らし”だと考える方も多いようです。エコでシンプルなライフスタイルを楽しむ一環だと感じる人も多いのです。

薪ストーブの設置は中古住宅でも可能

最新の薪ストーブは炉の中で単に薪を燃やしているだけではなく、「燃焼方式」にもいくつかのタイプがあります。金属製の“触媒”を使って燃え残りの煙やすすを再燃焼させる「触媒方式」は、煙や匂いの少ないクリーンな排気が特徴。住宅街でも採用されるケースが多いようです。触媒を使わずに、燃え残ったガスを再燃焼させるクリーンバーン方式と呼ばれるタイプや、両社の長所をいかしたハイブリッド方式のストーブも登場しています。

外国製の薪ストーブも多くの種類が輸入されていますが、国産の製品もあります。ストーブ本体は20万円代~50万円程度のものが主流。設置するためには煙突工事や、断熱処理などの費用が必要になります。新築住宅はもちろん、中古住宅にも設置可能なケースもあるので、検討される場合は専門ショップに相談してみるといいでしょう。冬の楽しみが増えるといいですね!

       







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