狙い目は新駅、新路線ができる街?

交通網が発達した首都圏ですが、現在でも新駅や新路線の開通、路線の相互乗り入れなどが計画されています。新路線ができると街や住まいはどうなるのでしょうか。今回は、新路線や新駅と街、住まいについて解説します。

新路線や駅再開発が行われるとどうなる?

JR各線をはじめ、私鉄や東京メトロなどが乗り入れ、複雑な交通網を形成している首都圏。なかでも、東京は世界に類をみないほど、公共交通機関が発達しているといわれています。2000年以降に一部延伸・開業した路線だけでも、副都心線や大江戸線、南北線、三田線、埼玉交通鉄道線などがあります。さらに副都心線は2013年3月に東急線・西武線・東武線との直通運転がスタートするなど、ますます利便性は高まっています。また、同様に2000年以降、駅とその周辺の再開発事業が数多く実施されており、駅前にタワーマンションなども誕生しました。こうした新路線の開通、駅前の再開発事業が行われると、ただ単に交通利便性が高まるだけでなく、商業施設が集積したり、「地区センター」や「図書館」など公共施設などが誕生します。地価は需要と供給で成り立つため、こうして住宅地として成熟してくると、地価が上昇します。さらに同時進行で、マンションや一戸建てといった住まいの供給も盛んになります。

計画段階のエリアを狙うのが賢い?

しかし、こうした新路線や新駅、再開発事業が行われるといっても、一度に地価が上昇することはありません。新路線開通後、利便性を利用者が実感してじわじわと上昇するケースが多いようです。その良い例が埼玉高速鉄道線です。2001年に開業した埼玉高速鉄道線ですが、開通後の2000年代前半には、駅とその周辺でマンションが多数販売されました。2012年現在、築年が経過したいまでも、当初の販売価格から値下がりすることなく、資産価値を維持しています。特に駅近、駅直結のマンションは、その全体数が少ないことから、一部上昇しているものもあります。もし、現在住んでいるエリアにとらわれず、資産価値の高いエリアに住みたい、もしくは駅近の物件に住みたいと考えているのであれば、新たに誕生する路線や新駅、相互乗り入れ計画のある路線を探してみるとよいでしょう。