グリーン住宅ポイント制度とは?

「グリーン住宅ポイント制度」がスタートしようとしています。新型コロナウイルスによって落ち込んだ景気回復を目的としたこの制度、詳細をご紹介しましょう。

高い省エネ性能を持つ住宅の取得&リフォームが対象

「グリーン住宅ポイント制度」は住宅の取得だけでなく、リフォーム工事も対象となる制度で、高い省エネ性能を持つ住宅購入に対して最大40万ポイント(40万円相当)、リフォームに対して最大30万ポイントが付与される制度です。ポイントは商品に交換できるほか、一定の条件を持たす追加工事の費用にも充てる事ができます。

◆対象となる新築住宅(建築、購入)
①高い省エネ性能を持つ住宅⇒認定長期優良住宅、認定低炭素建築物、性能向上計画認定住宅、ZEH等。発行ポイントは40万ポイント
②省エネ基準に適合する住宅⇒耐熱等級4かつ一次エネ等級4以上を満たす住宅。発行ポイントは30万ポイント

また、以下のいずれかに該当する場合は特例として加算ポイントが発行されます。
●東京圏から移住するための住宅
●三世代同居仕様である住宅
●多子世帯が取得する住宅
●災害リスクが高い区域から移住するための住宅

中古住宅購入も条件を満たせば対象に

「グリーン住宅ポイント制度」は下記の条件を満たせば、中古住宅購入もポイント付与の対象となります。
●空き家バンク登録住宅 30万ポイント
●東京圏から移住するための住宅 30万ポイント
●災害リスクが高い区域から移住するための住宅 30万ポイント
●住宅の除却に伴い購入する中古住宅 15万ポイント

東京圏からの移住とは、一定期間東京23区内に居住、または東京圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県※一部地域を除く)に居住して東京23区内に通勤している人が、東京圏外に移住することとされています。テレワークが浸透して郊外部への転居を考えるという人も、対象になる可能性があります。

ワークスペース設置や防音工事もポイント交換の対象に

「グリーン住宅ポイント制度」によって取得したポイントは、ワークスペースの設置や吸音・遮音機能を持つ内装材の設置、間仕切り設置など「新たな日常」を実現するための追加工事費用に充てる事が可能です。
注意したいのはスケジュール。
対象物件は2020年12月15日から2021年10月31日までに契約を締結したもので、ポイントの発行は2021年4月から10月31日までの予定、ポイント交換申請は2021年6月から2022年1月15日までの予定となっています。
対象となる可能性のある方は、しかりとチェックして有効に活用してみてください。

「グリーン住宅ポイント制度」の公式サイトはこちらです。
https://greenpt.mlit.go.jp/

 

       







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