専用庭があると、こんな暮らしができる!

マンションでありながら土と触れ合える暮らしができる。それは専用庭が付いた1階住戸ならではの魅力です。小さい子どものいるファミリーを中心に人気が高い専用庭ですが、そこでどんなことができるのかをまとめてみました。

専用庭は共用部分。勝手にやってはいけない行為も

専用庭とは、マンションの1階住戸に付いている前庭のこと。その住戸の住民のみが利用でき、災害時・緊急時以外はほかの人は立ち入れませんが、ルーフバルコニーと同様、専用庭も使用権付きの「共用部分」にあたります。ですから、勝手に駐車場にしたり、穴を掘ったりすることはできません。ガーデニングを楽しむ場合でも、上階にかかるような高い木を植えることも禁止されています。専用庭付きの住戸には、管理費とは別に専用庭使用料がかかります(月額数百円程度)。

では、専用庭ではどんなことができるのでしょうか。芝生や低木を植えたり、ガーデニングや家庭菜園をしたりして、緑や土と親しむのもいいでしょう。小さい子どもがいるなら、簡易な遊具を置いたり、夏はビニールプールを出すという家庭も。ウッドデッキを敷き、テーブルと椅子を出して食事やお茶を楽しむこともできます。また、ペット可のマンションであれば、専用庭でペットの飼育が可能な場合も。細かな行為については管理規約でしっかりチェックしましょう。

適度な植栽がプライベートを守る

専用庭の役割は、こうした一戸建てのような暮らしができるというだけではありません。通常、1階住戸の目の前には通路や道路が通っているため、専用庭があることで前面道路から距離を取るという役割も果たしています。生け垣状に囲まれた植栽は目隠しとなり、プライバシーの保護にも役立ちます。

ただし、新築マンションの場合、入居してすぐは植栽が育っておらず、しばらくは道路から庭が丸見えというケースもあるようです。入居直後の植栽がどの程度なのか、また前面道路の人通りや通行量がどれくらいなのかなど、事前に確認することが大切です。

逆にうっそうと生い茂った植栽は、外部からの見通しが悪く、防犯上死角をつくってしまうことも。専用庭の管理はその住戸の住民が行わなくてはなりませんが、外周にある植栽の剪定などは管理組合の担当になりますので、どこまで、どのように手入れを行えばよいのか、相談してみましょう。

       







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