徹底分析! プレハブ工法ってなに?

「プレハブ工法」をご存知ですか? 「プレハブ」という言葉の響きから、あまりいい印象を受けないかもしれませんが、これも立派な工法のひとつ。ここでは、プレハブ工法の特徴を紹介します。

施工の誤差が少ない「プレハブ工法」

建築で「プレハブ」と聞くと、倉庫やガレージを思い浮かべる人もいるかもしれません。実は「プレハブ工法」とは、工場で生産された部材を組み合わせてつくる工法の総称をいい、立派な工法のひとつ。一般にイメージされる「プレハブ小屋」は、そのもっとも簡素なもの。そもそもプレハブとは、「Prefabricated」に由来する和製英語。柱や壁といった建築部材を標準化し、工場で大量に生産して現場で組み立てる流れのため、施工の誤差が少なく、同じ品質の住宅を安く供給できるのが最大のメリットです。また、ひと口にプレハブ工法といっても、軽量鉄骨や重量鉄骨の軸組工法、木質パネルやコンクリートパネルの壁工法などさまざまあり、大手ハウスメーカーなどは独自の工法を用いて、高品質かつ独自の住まいを日本全国で供給しているのです。

工期は短いが、プランに一部制限も

プレハブ工法のメリットは、住まいの質にバラつきが少なく、工期が短くて済む点にあります。そのため、施工にかかる人件費も抑えられるといわれています。また、高機能外壁材を組み合わせることで、断熱性や防汚性などを高めることができ、メンテナンスも比較的容易。建材が統一されているため、リフォームや修繕が行いやすいのも魅力です。

その一方で、プランに制限があるため、担当営業や建築士と相談をしながら、希望をかなえていく必要があります。また、ある程度規格化されているため、標準外のプランや仕様は割高になるケースも。施工会社にもよりますが、リフォームの際にも制限が発生することも。自分たち好みの住まいができるかどうか、どのような制限があるのか、依頼前によく確認しましょう。

       







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