強い味方?「ホーム・インスペクション」って?

価格や立地は魅力だけど、どう判断したらよいか迷うのが中古物件。そんな悩みを解決してくれるのが「ホーム・インスペクション」です。どんな役割を果たしてくれるのか、解説していきましょう。

専門家による住宅診断サービス

価格の手ごろさや選択肢の豊富さ、自由度の高さなど、中古物件には大きな魅力があります。しかし、いざ物件を選ぶとなると不安がつきまとうもの。そんなときに味方になってくれるのが「ホーム・インスペクション」です。直訳すると住宅診断という意味で、専門家による住宅の検査を行うサービスのことをいいます。住宅の劣化状況やメンテナンスの必要性などをプロが調査してくれるのです。そのため、購入後に後悔する可能性を減らすことができるだけでなく、安心・納得して中古物件を購入することができます。売主・買主どちらでも依頼できるので、前もってホーム・インスペクションを依頼しておけば、付加価値をつけて売却することもできます。

調査費用は無料~10万円以上までさまざま

依頼するときは、基本的に自身で探すのがもっとも早く効率的。インターネットで「ホーム・インスペクション」+「エリア名」で検索すると、いくつかの候補が出てくることでしょう。または、物件を取り扱っている不動産会社に相談し、調査を依頼する手もあります。2013年には国土交通省によって業務内容のガイドラインが策定されました。また、NPO法人として「日本ホームインスペクターズ協会」も設立されていますので、参考にしてみてもいいでしょう。

気になる調査費用ですが、不動産会社のなかには無料でホーム・インスペクションを実施している会社もありますが、数はまだ少なめ。専門業者だと1件あたりの目安として、目視診断は5万円~6万円、機材を使った詳細診断だと10万円以上になることもあります。

依頼するタイミングですが、詳細な診断を依頼する場合、購入意思がある程度売主に伝わっていないと調査できないこともありますので、購入申し込みの前後がベターといわれています。もし中古住宅に不安感をいだいているようであれば、「ホーム・インスペクション」の活用を検討してみてもいいかもしれません。

       







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