シニア世代は注目!生活圏を変えない住み替え

子どもたちも独立して、一戸建てのマイホームには夫婦で二人暮らし。「シニアライフを前に、大きすぎて傷みも出てきた一戸建て住宅でどう暮らしていくのか不安になる…」というケースが最近増えてきています。解決のヒントを探ってみましょう。

遠くに移ることだけが住み替えではない

「シニアライフのための住み替え」という言葉からはどんなイメージが浮かぶでしょう? 老人向けの施設や設備の整った遠くのマンション、といった想像をする人も多いかもしれませんが、選択肢はそれだけではありません。最近注目を浴びているのは「生活圏を変えない住み替え」です。

生活圏を変えないということはご近所での住み替えということ。一戸建て住宅地は最寄り駅からやや離れた場所やバス便のところが多いでしょうから、生活利便施設も集まっていて都心へのアクセスも便利な駅周辺に引っ越すという発想です。これまでも利用していた最寄り駅なので生活圏としては変化がなく、しかも将来的に体力が衰えてきても生活しやすい場所である、駅周辺のご近所圏に住み替えるということです。これまでの暮らして培ってきた友人関係や地域コミュニティとのつながりを断つことなく、快適性を手に入れるという選択肢が生活圏を変えない住み替えなのです。

条件にあった物件がみつかるかどうかが問題

住み替え先の住宅としては、中古マンションや賃貸物件が対象になるでしょう。駅に近い立地であれば中古マンションの物件数もたくさんある可能性が高いはず。賃貸物件は内装に手を加えることができませんが、中古マンションを購入すればリフォームも可能です。シニアライフにも対応できるようにバリアフリーを考慮したリフォームをすればより快適な住まいを手に入れることができるでしょう。大きすぎる一戸建てのメンテナンスからも解放されて一石二鳥と言えます。また、まれにですが駅から徒歩圏で新築マンションが分譲されることもあります。ある意味ではチャンスなので、普段から新聞の折り込みチラシなどは見逃さずに情報収集を進めておきましょう。

今住んでいる一戸建ては売却してしまう「買い替え」という考え方もありますが、所有したまま賃貸住宅として子育て世代などに貸し出すことも考えられるでしょう。その賃料収入で新しい住まいのローンを支払うという資金計画も成り立つかもしれません。

時期が決まった急ぎの住み替えではないので、希望条件にあった住まいに巡り会えるまでじっくりと腰を据えて探してはいかがでしょうか。

 

       







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