<越谷市>新たに生まれた越谷レイクタウンの魅力
越谷市は、埼玉県の南東部にある人口約34万人の市です。元荒川や中川、綾瀬川、古利根川など多くの河川が流れる越谷市は、古くから「水の郷」と呼ばれていました。また、越谷は猿島街道や赤山街道が分岐する交通の要衝でもあり、古くから市が開かれるなど地域の拠点として機能していました
大規模な宿場町として栄えた街
江戸時代に日光街道が整備されると、江戸から3番目の宿場が開かれ、宿場町としても成長。「越ヶ谷宿」は日光街道最大であった「千住宿」に次ぐ規模を誇り、本陣1軒、脇本陣2軒に加え、脇本陣と同等の格式とされる本陣付御用旅籠が16軒もあったことからも、その重要性がうかがえます。1899(明治32)年に東武鉄道(現・東武伊勢崎線)が開通すると、宿場町としての機能は失われましたが、引き続き「越ヶ谷宿」周辺は、越ヶ谷町や越谷市として発達してきました。

貯水池を中心とした街づくり
一方で、越谷市の周辺を流れる河川の治水工事は十分に行われておらず、長年の課題となっていました。そこで、越谷市の東側、JR武蔵野線の「南越谷」駅と「吉川」駅の間の水田が広がっていた地域で区画整理を行い、大規模な治水事業で街の課題を解決するとともに、新たな街づくりを行いました。区画整理が始まったのは1999(平成11)年。それから約9年後の2008(平成20)年には待望の街開きが行われ、「越谷レイクタウン」が誕生しました。街の中心に39.5haの面積を持つ「大相模調節池」を配し、その周りに住宅やショッピング施設などを配したユニークな街です。「大相模調節池」の周囲には遊歩道が整備され、散策やジョギングの場として活用されているほか、利用者が登録をすれば「大相模調節池」内でカヌーやボートなどをレンタルして楽しむこともできます。

越谷レイクタウンに誕生したのは、国内最大級の規模を誇るショッピングモール「イオンレイクタウン」です。街の玄関口となる「越谷レイクタウン」駅前に建つ「イオンレイクタウンkaze」と北東側に隣接する「イオンレイクタウンmori」に加え、「レイクタウンoutlet」の3つの建物からなり、「イオン」「ビブレジーン」「マルエツ」をはじめ、700以上の専門店に、シネマコンプレックスも併設されています。駐車場も1万台以上の車が収容可能で、越谷市内はもちろん、周辺エリアからも多くの買い物客が集まるショッピング施設です。

商業の中心として発展を遂げた街
新たな街「越谷レイクタウン」内では住宅地の開発も進み、「越谷レイクタウン」駅周辺のマンションや、「大相模調節池」の周囲に建設された戸建て住宅地なども増え、越谷市の人口も増加しました。越谷レイクタウンは越谷市の住居、商業の中心を担うエリアとして発展を遂げました。

<越谷市>新たに生まれた越谷レイクタウンの魅力
所在地:埼玉県越谷市