麺飯坊 無双
本格中華料理を日本人の口に合う味つけや、店独自の創作料理へと昇華させ、地域の人気店として親しまれている「麺飯坊 無双」。「無双」という店名は“比類ない=オンリーワン”を意味しており、その名の通り、同店の味を知った後はリピーターとなる人は少なくない。中には、1カ月以上連続で来店された例もあるという。
「駅から離れていて、お客様にこちらまで足を運んでいただく分、できる限りリーズナブルな価格で提供したいと考えています。平日ランチ限定での、大盛り無料サービスや一人につき一杯の麻婆豆腐サービスもその一環です。ディナータイムはお酒と一緒に料理を楽しまれる人が多いので、おつまみや前菜などの価格やボリュームも満足していただけるよう心掛けています」と高橋シェフ。駅から離れているという前提だが、京王線「国領」駅から狛江通り沿いに歩くこと約3分と、それほど駅から遠くない。
グランドメニューの品数も多く、季節メニューは店内の黒板に書かれている。紹興酒をはじめ、ドリンクの種類も居酒屋並みの充実ぶりも同店の特長だ。そんな多くのメニューの中でもオススメは、まず女性に人気の「春雨とシャキシャキ野菜のマスタードサラダ」。同店が使用している中国野菜は、みかんの皮やジュースなどの搾りかすを使ったみかん肥料で野菜を作っている、千葉県柏市の「西川ファーム」から仕入れた甘味のある野菜なので、サラダにぴったり。パクチーが苦手な人は“抜き”にも対応してくれる。
「柔らか牛スジ大根のコトコト土鍋うま煮」(2人前のみ)は冬場の人気メニューだ。牛スジは国産の牛にこだわり、長時間煮込むことでとろっとろに。「担々麺」ファンも多い同店だが、ベースは広東料理で、そこに北京料理や四川料理、シェフが修業時代に携わった宮廷料理の要素も取り入れ、多彩な創作料理を提供している。リピーターのお客様も多いことから、たとえば春であればタケノコや菜の花など、旬の食材を使用し、季節ごとのバリエーションを大事にしている。
また、中国国営テレビにも取り上げられた「凄旨!葱油がけ鶏絲麺(チースーメン)」も絶品。国産鶏を蒸し、そこに葱、生姜、パクチー、特製ソースなどを和えたぶっかけ麺で、主に若者から支持されている。こちらも、鶏肉は冷凍物を一切使わないというこだわりを貫いている。それと双璧の人気を誇るのが「酸辣湯麺(サンラータンメン)」。中国に酸辣湯(スーラータン)というスープがあるが、同店の酸辣湯麺とは別物。「金華ハム」に似ていた味わいの雲南省のハムを使用するなど、高級な具材と味つけで、ハマる人が続出中だ。
家族や友だちと楽しく本格中華料理が味わえる「宴会コース」は2名様以上からOKと融通が利くのもうれしい。「団らんコース」であれば1名につき1,900円(税別)からとリーズナブル。鮑やナマコ、フカヒレ、北京ダックといった高級食材を味わえる「贅沢ざんまいコース」でも1名につき4,800円(税別)。2時間飲み放題を+1,460円(税別)で付けることもできる。20名以上35名様までは貸切も可能。料理をシェアして、同店のバリエーション豊かなメニューを存分に味わってほしい。
麺飯坊 無双
所在地:東京都調布市国領町4-35-2
電話番号:042-490-1909
営業時間:11:30~15:00(L.O.14:30)、17:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:月曜日、年末年始
※月曜日が祝日の場合は営業、翌火曜日休み