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木の温もりとレトロな雰囲気が魅力の寄席

新宿末廣亭

飲食店が建ち並ぶ中、ひときわ目を引く外観
飲食店が建ち並ぶ中、ひときわ目を引く外観
色物と呼ばれるマジックや紙切りなどの演目は赤文字で書かれる
色物と呼ばれるマジックや紙切りなどの演目は赤文字で書かれる

「新宿三丁目」駅から徒歩1分の場所にある「新宿末廣亭」は、都内に4軒ある落語定席のひとつ。落語を中心に漫才、講談、コント、紙切り、手品など多彩な出し物が連日楽しめる。ラインナップは1日~10日の上席(かみせき)、11日~20日の中席(なかせき)、21日~30日の下席(しもせき)と10日ごとに替わる。現在は休止しているが、毎週土曜に行われる若手による深夜寄席も人気が高い。

入場券は、当日に窓口でのみ購入可能
入場券は、当日に窓口でのみ購入可能

1897(明治30)年の創業時には明治通りに面した繁華街の一角にあったが、1946(昭和21)年に現在の場所に移転。築70年を超える趣ある木造の建物は新宿区の地域文化財第一号に指定されていて、映画やドラマのロケで使われることも多い。一方で2階席の増設や改装工事などの整備も施されているため、古い建物だが椅子席もフカフカで、長時間でも快適に楽しめる。

お座敷をイメージしたという高座
お座敷をイメージしたという高座
下手には、掛け軸が飾られた床の間もある
下手には、掛け軸が飾られた床の間もある
マイクもレトロで情緒たっぷり
マイクもレトロで情緒たっぷり

チケットは当日販売で予約は不可。特別興行を除けば、原則全席自由席だ。客席は1階と2階を合わせて計313席あり、1階中央に椅子席、上手・下手の両方に畳敷きの桟敷席が設けられている。週末などの混雑時には、全体を見下ろせる2階席も開放される。

格子天井や提灯、木の温もりが昔ながらの雰囲気
格子天井や提灯、木の温もりが昔ながらの雰囲気
靴を脱いでくつろげる畳敷きの桟敷席
靴を脱いでくつろげる畳敷きの桟敷席
ひな壇になった2階の桟敷席
ひな壇になった2階の桟敷席

昼の部と夜の部があるが、通常は入れ替えがないため一日中楽しんでも料金(一般3,000円)は変わらない。一日中落語に浸ってもいいし、目当ての噺家やタレントの演目だけを楽しむこともできる。再入場はできないが、途中入場は可能。気軽に立ち寄れるエンタメスポットとして、近年は若者や女性客も多いという。

2階席からも高座がよく見える
2階席からも高座がよく見える
2階から見下ろした高座と客席
2階から見下ろした高座と客席

新宿末廣亭
所在地:東京都新宿区新宿3-6-12 
電話番号:03-3351-2974
営業時間:昼の部 12:00~16:15、夜の部 16:45~20:30
定休日:12/30・31
http://www.suehirotei.com/




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