HOME >  東京都エリア  >  台東区 グルメ  >  NAKAMURA tea life store

創業100年のこだわりが息づく茶葉の味わいと出会える

NAKAMURA tea life store

もともとあった建物をリノベーションした味のある店舗
もともとあった建物をリノベーションした味のある店舗

職人の街・蔵前に似つかわしい風情あるレンガ作りの外観。紫の粋な暖簾をくぐると、小さな空間にどこまでも奥行のあるお茶の世界が広がっている。2015(平成27)年にオープンした「NAKAMURA TEA LIFE STORE」は、静岡県藤枝市で100年間以上お茶を作り続けている農家・中村家が営むお茶屋問屋。「お茶の作り手の声を届け、暮らしにお茶の楽しみを届けたい」という想いを掲げ、こだわりのお茶を提供している。

茶葉の他、急須などのお茶用品も販売
茶葉の他、急須などのお茶用品も販売

いつの時代も“良いお茶を作る”ことを考え続けてきた中村家が行きついたのは、「カラダに優しくいつまでも安心して美味しく飲めるお茶」。そんなお茶を作るためには、お客様にとって、いつ、どこで、誰が、どうやって作ったかが分かるお茶でなければならない。こうした考えの下、当店ではお茶の栽培〜製茶加工まですべてを自社で担い、全商品に茶葉の収穫日、収穫場所、栽培担当者、栽培方法を記載している。

自宅用の他、贈答用に購入するお客も多い
自宅用の他、贈答用に購入するお客も多い

また、安心と支えているのはそれだけではない。中村家のお茶は手間のかかる無農薬有機栽培農法を採用。先代が農薬散布中に体調を崩したことから農薬の危険性を認識し、約30年にわたり無農薬有機栽培農法に取り組んできた結果だ。
お店では、そんなこだわりが結集したお茶を煎茶ベースで加工して十数種販売している。品種は同じでも、気候や立地などによって味わいが異なるお茶。藤枝市の異なる立地に複数の茶園をもつ中村家では、不作のリスクを回避するとともに、標高による寒暖差で味の幅を生み出しているのだそう。

缶の中身は伝統を保ち、外見はモダンというギャップも魅力
缶の中身は伝統を保ち、外見はモダンというギャップも魅力

商品の中でも特に人気が高いのは、お客様とのコミュニケーションをきっかけに4年前に苗木を植えて2020(令和2)年に収穫されたばかりの「GARDEN No.2」。渋みもしっかり感じられる上、茶葉本来の味が楽しめるバランスのよさが特長の逸品だ。

「ずっと通っていただけるお店になれたらうれしい」と語る西形さん
「ずっと通っていただけるお店になれたらうれしい」と語る西形さん

また、お店では、お茶を一番おいしく飲める方法として、急須でのお茶の淹れ方の実演を行っている。おいしいお茶は、淹れ方次第でさらにおいしさを増す。丁寧な淹れ方にふれることで、そんなことが実感できる。「便利なもので溢れている世の中で、お茶を淹れるという手間をかける行為を暮らしの一部として取り入れることで、ゆとりにつなげていただければ」と語る西形さん。いつもの暮らしを心豊かに過ごすための何かと出会える、そんな予感を感じさせてくれるお店だ。

NAKAMURA tea life store
所在地:東京都台東区蔵前4丁目20-4 
電話番号:03-5843-8744
営業時間:火曜〜日曜日 12:00-19:00
定休日:月曜日
https://www.tea-nakamura.com/




PAGE
TOP